第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに

第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに
入口となる鳥居

「市民が主催する市民のための祭り」

第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに
すもうのデモンストレーション

 サルト日伯協会(寺坂クラウジオ会長)によるサルト日本祭りが19、20日の2日間、サンパウロ州サルト市のパビリオン・ダス・アルゼスで開催された。当日はあいにくの雨模様となったが、日本食の屋台や、日伯文化を披露するステージを目当てに多くの人が来場した。同協会は「市民が主催する市民のための祭り。目的としては大成功だ」と、街が一体となって行う同祭りの成長を喜んだ。また、同協会の創設理念や活動、サルト市の歴史を同協会の寺坂会長、坂上拓生相談役に聞いた。

 第10回目を迎えた同祭りは「みんなに教育を」が今年のテーマとなり、地元の公立・私立の学校が招待され、日本の歌を歌うというプロジェクトが行われた。地元の学校に通う生徒たちには週に1度、日本語の授業を行い、あいさつや単語を教えることから始め、合唱は4カ月間練習を重ねてきた。日本語、音楽指導・指揮を行ったJICAボランティアの鈴木真実さんは「スタートした時より人数は少し減ってしまったけど、音楽が好きな子どもたちが残って今日の合唱ができた」と成果を喜んだ。

 元々イタリア系移民が創ったサルトの街に日系人は少なく、30家族ほどしかいないという。日本語があまり普及していない地域で、積極的な教育・文化継承への取り組みが見受けられる。

第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに
Coral AMIGOS EM CANTO

 同協会は、同祭りと同じ10年前に設立された新しい団体。「周辺の街が日本人会を持っている中、サルトだけが持っていなかった。2008年の移民100周年を機に市の主催で実現した」と同協会・祭りの発足時を振り返る坂上相談役は「2世が中心となり、決して日系人のみに比重を置かない真の日伯交流を目的とした街全体が一体となった団体」と同団体の理念を語る。会員制がない同協会が「参加した人はみな会員」という意思を貫き、会費や寄付などの経済的要因から生まれかねない仲間割れを防止してきた。

 坂上相談役によると、市長が初日のあいさつで「協会が市に援助してほしいと言ってこない」と発言したことが協会の活動・成長を象徴しているという。市民に祭りのことを広める協力を求め、地元企業の協力も得て「市民が主催する市民のための祭り」を実現している。

 また、坂上相談役は2世が中心となっていく理由の一つに「1世より2世の方が日本的な想い、感覚が強い。1世の想いが2世以降にちゃんと伝わっている」とサルトの街での日系社会の現状を話し、「日系人が少ない街でブラジル社会の中の日本人として、リーダーとなる寺坂会長が先頭に立って社会を作っている」と今後のさらなる発展に期待を込める。

第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに
屋内飲食ブースには大勢のブラジル人が訪れた

 寺坂会長は、移民110周年を迎える来年に向けて「街の人がいかに共存しながら発展していくかを考えていきたい。来年のテーマは110年にする」と、きたる110周年に向けて、独自の理念で発展してきた同協会の構想を思案している。

 両日ともあいにくの雨となったが、飲食店や雑貨店など計20店舗が出店され、人気の焼きそば店には終始列ができていた。メインステージでは2日間で31の出し物が披露され、前述の合唱に加えて、ダンスや太鼓、すもうなどに、来場者の視線が集まった。

 舞台では、サンパウロ市から参加した大正琴の愛好会「琴聖会(山崎節子代表)」による演奏も行われ、「ソーラン節」や「夜桜お七」、「小指の想い出」など全5曲を披露。来場者から合いの手が入るなど、会場を盛り上げ、サルトの街に日本伝統の音色を響かせた。


 

Mensagem
第10回サルト日本祭り 「みんなに教育を」テーマに
Claudio Masanobu Terasaka, Presidente de ANIBRAS

 Com o tema “Educação para Todos” realizamos no ultimo dia 19 e 20 a 10º Festa Nipo-Brasileira de Salto. Pela sua rica e variada programaçao artística cultural, passaram pelo palco do Pavilhão das Artes quase 500 participantes, dentre eles os mais renomados nomes e atrações conhecidas pela colônia nipo-brasileira que, num todo, deram o brilho ao evento.
 
 A presença do Cônsul do Departamento Cultural do Consulado do Japão, Tomohiro Yanagisawa, ao lado das autoridades municipais e deputados regionais da esfera estadual e federal , reforçou ainda mais o nosso objetivo de resgate à dignidade e o respeito ao professor e à escola. Além disso, objetivamos divulgar a cultura japonesa, promover a integração dos povos e divulgar a Estância Turística de Salto pela suas riquezas naturais e logicamente difundir a pujança da nossa festa nipo-brasileira, firmando-se como um dos maiores eventos em se tratando de horas de espetáculo, variedade e qualidade das atrações.
 
 Nós da ANIBRAS – Associaçao Nipo-Brasileira de Salto temos a certeza de que desta forma contribuímos, como entidade associativa , em propagar os preceitos da cultura japonesa.
 
 Aproveito para agradecer os patrocinadores: KANJIKO DO BRASIL – LOJAS CEM – GRUPO BASE – TOYOBO DO BRASIL e o apoio cultural do Consulado Geral do Japão, Prefeitura da Estância Turística de Salto, Jornal e TV Taperá, CEUNSP-Centro Universitário N.S. Patrocínio, Rotary Clube de Salto, FM 90 e certamente este jornal, o SÃO PAULO SHIMBUN , que há muito anos divulga nossas iniciativas a toda colônia nipo-brasileira.
 
 Muito obrigado a todos que contribuíram para o sucesso do evento!

Claudio Masanobu Terasaka. Presidente de ANIBRAS

 

2017年8月26日付

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