第152回文協評議員会 呉屋会長の2期目続投が決定

第152回文協評議員会 呉屋会長の2期目続投が決定
【右】2期目続投の呉屋会長【左】選任された山下評議員長

最重要課題は「文化ホール」の完成

 第152回文協評議員会が、4月29日午前9時(第2次招集)からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル1階会議室で開催され、呉屋春美会長の2期目続投が正式に決定した。評議員長には同協会副会長などを務めた山下譲二氏が就任した。呉屋会長は2期目の最重要課題が同ビル地下の「文化ホール」完成だと強調し、会員が減少する中で、各イベントを実行して収入を増やし、若い世代の活動に期待した。

 評議員会には午前10時の時点で、委任状25人分を含む81人の評議員が出席した。

 2016年度(12月31日まで)の会計報告では、収入430万1660・25レアル、支出455万9441・27レアルで20万8357・26レアルの赤字を発表。前年同時期が11万8308・51レアルの赤字だったことから、16年度は前年比で約倍近い赤字が計上されたことになる。

 約21万レアルの赤字が計上されたことについて、出席した評議員からは誰一人として詳細内容を質問することもなく、拍手で承認された。評議員会終了後の本紙の質問に対して呉屋会長は、赤字の主な原因が「文協の3大お荷物」と揶揄(やゆ)される一つのブラジル日本移民史料館の運営にあると述べながらも、詳細額には触れなかった。

 引き続き、16年度事業報告が行われた後、事前に提出されていた評議員会、理事会、監査役の単一シャッパがそれぞれ拍手で承認。呉屋会長の2期目就任が正式に決定した。

 新しく評議員長に選任された山下氏は、歴代評議員長の名前を読み上げながら、その貢献を称賛。「私ごときが評議員長に選ばれるとは思いもせず、ただ身が引き締まる思いです。役員と一致団結して皆様の協力を仰いで大役を全うする所存です」と意気込んだ。また、現在のブラジル経済や世界情勢が混沌とする中、「日系社会や文協もその渦中にあり、激しく変動する中で今後の日系社会のあり方が大いに議論されるべき」と強調。「温故知新」の気持ちで取り組んでいく姿勢を見せた。

 引き続き、2期目会長に就任した呉屋氏があいさつ。新理事会は若い世代を取り入れることに重点を置いたとし、今後の最重要課題が文化ホールの完成であることに言及した。さらに、サンロッケ市にある国士舘スポーツセンターの工事、来年の移民110周年事業にも触れ、「これらを成功させることで移民200周年につながる」と述べた。

 評議員会終了後に本紙の質問に応じた呉屋会長は、「最重要課題」の文化ホールについて、ガルボン・ブエノ街側の入口が今年6月末までに完成する予定だと説明。総工費200万レアルまで残り55万レアルが足りない現状の中で、「イベントの開催など文協施設のレンタルをすることで、お金(資金)を増やしていきたい」とした。

 また、現在の文協会員数が約2100人と減少傾向にあることに懸念を示している呉屋会長は、「とにかく新しい活動を行い、統合フォーラムや文化祭りなど若い人たちに中心なって実施してもらいたい」と若手の積極参加に期待している。

2017年5月12日付

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