第18回県連日本祭り 「日伯120年の絆」テーマに

第18回県連日本祭り 「日伯120年の絆」テーマに
開会式で行われた鏡割り

舞台上では多彩なイベントを披露

 第18回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り、主催=ブラジル日本都道府県人会連合会)が24日~26日、サンパウロ市のイミグランテス展示場で開催された。今年の同祭テーマは「日伯120年の絆」で、日本の紹介のみならず、サンバや牛踊りなどブラジル文化の紹介も行われた。日伯修好120周年を記念し特設された日本館では、各政府機関により日本食や漫画をはじめとするサブカルチャー、漆器や仏具といった雑貨など幅広く日本文化の宣伝も行われた。正式な来場者総数は主催者側から後日、発表される予定。

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 25日午前11時頃からメーンステージで行われた開会式には、日系議員、日本政府関係者、各スポンサー代表や、日系団体代表ら26人が登壇し、開会を祝った。在ブラジル日本国大使館特命全権大使の梅田邦夫氏は「日本祭は、私たち政府機関関係者にとっても大変重要なイベントです。理由の1つは、同祭がブラジル各地で行われている日本祭りの模範であり、またノウハウを提供する拠点であること。もう1つは、来年のリオ五輪開会式直前に第19回日本祭りが予定されていること。世界中がブラジルに注目する中、日本祭が行われれば、日本文化普及と友好親善の核となる」と述べ、同祭の成功を祈願した。式典最後は来賓らによる恒例の鏡割りが行われた。

 式典後早速、国際交流基金招へいの芸能一座・武楽座が公演。初来伯に合わせて構成された新演目「ONITAIJI」が、30分間にわたり披露された。同演目は、4人の演者による物語風となっている。主人公の侍が鬼に敗北し、自身の目の前で恋人の姫をさらわれ、その後囚われの身となった姫を救うべく忍者に指導を乞い、鬼を退治するというもの。見所は、能の芸術的な所作と後方転回などのアクロバティックな動きを取り入れた独創的な世界。鑑賞した観客たちは、割れんばかりの拍手を送った。

 また、舞台上で続いて行われた日本の人気アニメ声優・飯田里穂氏のライブコンサートでは、「始まりたいカノン」など計3曲を熱唱し、会場を盛り上げた。

 浴衣姿で登場した同氏に、会場からは「かわいい」「似合ってるね」と歓声があがった。さらに飯田氏は人気アニメ「ラブライブ」での配役・星空凛を演じるなどし、最後に「これからも日本のアニソン(アニメソング)を愛して下さい。また会いましょうね」と観客に言い残し、ステージを後にした。

 25日午後6時半から開催された「ミス日系コンテスト」は、伯国各地から選ばれた23人の日系美女が全伯一の美をドレスやビキニ姿で競った。その結果、ロンドリーナの吉野スザナ・シモインスさん(20、3世)が栄冠に輝いた。吉野さんは「日本人の血が4分の1入っていることは、私の誇りです」と喜びを口にした。

 一方、県人会と団体合わせ51店が出店した郷土食は例年通り盛況だったが、2日目の大雨の影響で来場者が減り、一時は赤字を心配する声もあった。しかし、26日の最終日午後5時半頃に行った本紙取材(対象範囲20県)では、「損益ともにない。費用高騰にもかかわらず、赤字にならなかったのは大きな成果」とする声が多数を占めた。

 屋内会場では、トヨタ、ホンダ、ヤマハ、ブラジル・キリンが大きくブースを設けた。各日本政府機関のブースが集約された特設会場の「日本館」では、農林水産省の初の出展事業(蕎麦などの日本料理の講習会及び試食会)が目立った。また同館に隣接したブースで県連は「120年の絆」写真展を展開し、日伯両国が歩んだ交流の歴史を写真と説明パネルで紹介した。

 ほかにも、日系果樹組合が販売する生産物を買い求める人や健康コーナーでマッサージを受けてリラックスする人、将棋や書道体験を通じて日本文化を知る人など来場者は思い思いの時間を過ごしていた。

2015年7月28日付

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