第33回モジ秋祭り始まる 今年のテーマは「おもてなし」

第33回モジ秋祭り始まる 今年のテーマは「おもてなし」
鏡割りを行う来賓ら

初の試みコスプレコンクールに期待

第33回モジ秋祭り始まる 今年のテーマは「おもてなし」
非日系人が出店するメイド喫茶

 サンパウロ(聖)州モジ・ダス・クルーゼス市のモジ・ダス・クルーゼス文化協会(津田フランキ理事長)主催の「第33回モジ秋祭り」が、7日から同市内ポルテイラ・プレッタ区文協スポーツセンターで始まった。今年のテーマは「おもてなし」。移民110周年を迎えた今年のテーマには、来場者をもてなす他に、日本人移民がブラジルに受け入れられた感謝の思いも込められている。同祭は翌8日にも行われ、今週末合わせて計4日間、開催される。

 同祭に先駆け、午前10時から会場入り口近くの「やすらぎの塔」で先亡者慰霊祭が行われた。慰霊祭には聖州議会議員や同市議会議員ら合わせて、約70人が参列。慰霊祭は隆昌寺のコヘア住職が執り行い、先人を弔った。同文協の歴代理事長を代表し、追悼の意を述べた山元治彦元会長は「追悼法要は秋祭りで一番大事。この総合運動場ができる時に、慰霊塔は一番最初に作られた」と強調し、「日本人移民は、ブラジルに最高のおもてなしを受けて今ここにいる。劣等感を抱くことなく、ブラジル社会で羽ばたいてこれた」と感謝の気持ちを述べた。

 正午には開会式を行い、同文協太鼓部の演奏で幕を開けた。来賓には同文協の理事らをはじめ、在聖日本国総領事館の野口泰総領事や元市長の安倍順二連邦下議など、多くの関係者が出席した。各表彰などもあり、式は2時間以上に及んだ。あいさつに立った津田理事長は関係者全員に謝辞を述べ、「今年のテーマであるおもてなしに触れ、来場者に楽しんでもらいたい」と語った。

 会場内では様々な催し物が行われ、約130店が出店している。会場入り口付近には、野菜、果物、花卉類などの農産品展及び即売会があり、来場者の目を引いた。また、てんぷら、やきそば、うどんなど、各種日本食屋台が出店された他、日本製品の販売も会場を賑わせていた。

 津田理事長によると、今年は初の試みとして、コスプレのコンクールを15日に行う。人気のマンガやアニメなどの日本文化を、若者や非日系人にも楽しんでもらうために取り入れたそうだ。非日系人とグループを作り、メイド喫茶(=客を「主人」に見立てて給仕などのサービスを行う喫茶店)を出店していた熊谷ルミさん(22、3世)は「今回は初めて参加した。沢山お客さんが来て嬉しい。ブラジルでは、アニメやマンガが人気。非日系人の皆も、日本文化が大好きなので楽しんでいる」と話した。

 例年通り、茶道や華道など日本の伝統文化が体験できるコーナーも人気だ。同市内の各日本語学校が出したブースでは、七夕の短冊書きや、また自分の名前を漢字で書いてくれるコーナーも出展されていた。JICAシニアボランティアで、同文協で料理を教えている小笠原澄子さん(69)は「ブラジルは、日本文化が大好きな人が多い。皆さんに楽しんでもらいたい」と意気込み、来場者をもてなした。

2018年4月14日付

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