第34回全伯親善GB大会 総合優勝は金組のナザレ

第34回全伯親善GB大会
総合と金組優勝のナザレ

マリリア、雨天で終始ペナルティー試合に

ブラジルゲートボール連合(USGB、本多八郎会長)と本紙共催の「第34回全伯親善ゲートボール大会」が、20、21両日、サンパウロ(聖)州マリリア市にあるマリリア日系文化体育協会(水野ケンイチ会長)の日系クラブマリリアで行われた。今年も聖州や他州各地から集まった高齢者と壮年合わせて全175チーム約900人の競技者が参加。雨天の中、終始ペナルティー試合となったが、2日間にわたって熱戦が繰り広げられた。

午前8時過ぎから行われた開会式では、全チームが整列し、黙とうが捧げられ、ブラジル国歌斉唱、本多会長や水野会長などのあいさつがあった。ルール説明では、各競技者が一度ずつ1ゲート通しを行い、3巡して競うペナルティー制となることが告げられた。なお、天候は2日間にわたってすぐれず、決勝トーナメントを含め全ての試合にこのルールが適用された。昨年総合優勝したダイヤモンド組のクイアバAの牧山一三主将(74、2世)が堂々とした選手宣誓を屋根の下の会場に響かせ、開幕となった。

大会前、牧山さんは、「今年はメンバーが1人変わり、週4回ほど練習をしてきた。できるだけ頑張る」と意気込み、昨年金組2連覇を果たしたアシスの藤原功(つとむ)さん(69、2世)も「同じメンバーで忙しい中、練習を頑張ってきた。3連続優勝を目指す」と語っていた。

しかし、幕が上がると、不慣れなコンクリート上でのペナルティー制の影響もあってか、大会は大波乱に。昨年優勝の両チームは予選で去ることとなった。

それでもゲートボールの楽しさは試合の勝敗だけではない。約25年間参加するパルメイラの田中照子さん(90、富山)は、「ゲートボールがあるお陰でみんなと知り合い、こうして今回また会って、次回会えるのが楽しみです」と語り、会場に集まる旧友との再会を喜んだ。

北海道芦別市出身のアダチさんと須釜さん夫妻は、共に両親が三菱炭鉱で務めていたが、戦後の不況を受けて渡伯。約50年ぶりの日本以来の再会を5年前の同大会の会場で果たしたという。「腐れ縁よ!」と罵り合うのも「こうしてまたみんなに会える嬉しさ」の裏返しだ。

大会決勝、銀組ではサンタフェ・ド・スルが3連覇を果たした。同チームのケニー・ホカゾノ・ケンタさん(19、3世)は「信じられない」と興奮を露わにし、「コンクリートの上で(ゲートボールを)やったことがなく、プレッシャーが大きかった。一緒に(ゲートボールを)やってきた兄弟や家族にも感謝したい」と語った。

ダイヤモンド組決勝では延長戦の末、ビリグイが辛勝した。同チームの鈴木治夫さん(78、2世)は、「ペナルティーはミスした方が負けるから」と語り、「毎日やってきた練習」が報われ、目頭が熱くなっていた。

金組決勝ではナザレとパラナグアが対決。ナザレは試合終盤まで全員がボールをゲートに通し、圧倒。そのまま総合優勝となり、栄光の優勝旗を手にした。ナザレの小野栄さん(66、北海道)は、「プレッシャーが重く、誰の責任で勝敗が決まったか分かってしまうペナルティー制だが、お互いを叱咤せず、カバーしながらチームワーク良くやれた。もう一度優勝したい」と勝利の興奮を覗かせながら語った。

大会終了後、本多会長は、「雨天の中、皆さんの協力のお陰で無事、今大会を終えられました」と参加者、協力者への感謝を述べた。

大会結果は次の通り。

【総合優勝】ナザレ。【ダイヤモンド組】優勝=ビリグイ、準優勝=リーガ・ブラジリエンセ、3位=ゴイアニア、リンスB。【金組】優勝=ナザレ、準優勝=パラナグア、3位=イビラプエラB、ジャレス。【銀組】優勝=サンタフェ・ド・スル、準優勝=グアラサイ、3位=ゴイアニアC、サガA。

2017年5月30日付

第34回全伯親善GB大会 総合優勝は金組のナザレ
ダイヤモンド組優勝のビリグイ
第34回全伯親善GB大会
銀組優勝のサンタフェ・ド・スル

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