第38回岐阜県農業高校生派遣団 日系農家での実習や市場など見学

第38回岐阜県農業高校生派遣団 日系農家での実習や市場など見学
来社した一行

 第38回岐阜県農業高校生海外実習派遣団一行が今月11日から24日までの約2週間にわたって来伯し、青山高夫岐阜県人会長の案内により、18日に本紙を訪れた。

 岐阜県内の農業高校に通う2、3年生で構成された同派遣団は、今年は男子生徒7人、女子生徒3人の計10人が選ばれた。引率の中島浩平団長、三輪嘉文副団長を合わせ計12人で、サンパウロ州内の日系農家での農業実習や市場見学を行っている。

 今年のテーマは「Think Globally, Act Locally~これからを担う農業者を目指して~」。「世界的規模で大きく物事を捉え、刻々と変化する状況に対応し、研修で学んだことを地元や地域社会に適した方法で還元し、新たな息吹を吹き込み自らが農業を継続していく」という強い思いが込められている。

 中島団長は、「この制度で派遣されたことに感謝します。事前学習と実体験は雲泥の差がありました。広大な土地を相手に機械だけでなく、丁寧な手作業を取り入れた様子も驚きでした。今回の滞在に関して、ブラジル岐阜県人会の方はもとより、コロニア・ピニャールに移住した福井村をはじめ多くの日系人の人々の手厚い支援があったことで中身の深い交流ができました。コロニアの運動会にも呼んでいただき、生徒たちもコロニアの若者たちの温かい心に触れて距離が近くなったと思います。今後もこのつながりを大切にしていきたい」と熱く語った。

 それに答えた岐阜県人会の青山会長は、「今回の経験を岐阜に持ち帰っても同じようにできるか分からないが、色々考えながら日本全体に発信する気持ちで頑張ってもらいたい。今年で第38回目を迎えるが、こんなに長く続いているのも皆様のお陰。このまま末永く母県との交流を続けたい」と話した。

 今回の実習生受け入れを通して両者が受け取ったものは、単なる農業実習での気付きや課題に留まらず、同じ日本を根幹に持つ者としてブラジルと日本の結びつきを再確認し深めたようだった。

 一行は、サンパウロ市内に拠点を移し、日本移民先亡者慰霊参拝、日本移民史料館、ブタンタン毒蛇研究所、サンパウロ総合大学、セアザ中央市場などでの見学や調査をする予定。

 24日の離伯後は、オランダで研修を行う。糞尿処理会社、農業機械会社、生花市場、有機栽培トマトハウス、ミルク農場、食肉牛牧場、バイオ天敵農法、チーズ作りなどを視察し、31日に日本へ帰国する。

 なお、ブラジル岐阜県人会ホームページ(http://www.gifukenjinkai.org.br/?topic=nougyoukoukoukiji&lang=jp)には、同派遣団の今回の研修状況が更新されている。各生徒の研修内容と感想は、後日掲載する予定。

2016年7月22日付

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