第43回技能五輪国際大会 総領事館で結果発表報告会

第43回技能五輪国際大会 総領事館で結果発表報告会
大会期間中の様子

日本代表16人がメダルを獲得

 第43回技能五輪国際大会が、12日から15日までサンパウロ(聖)市サンタナ区のアニェンビー国際展示場で開催された。その結果発表報告会が、17日午前10時から聖市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ日本国総領事館で行われ、40職種に出場した日本代表選手ら45人のうち、13職種16人がメダルを獲得した。

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 金メダリストは5職種8人。情報ネットワーク施工(島瀬竜次)、製造チームチャレンジ(小原基央、沓名(くつな)佑太、中島陽平)、移動式ロボット(伊東直輝、長谷川準)、電子機器組立て(今多和歩)、自動車板金(清水拓摩)。

 銀メダルリストは3職種3人。ビューティーセラピー(三谷麗奈)、プラスティック金型(池上惣一朗)、試作モデル制作(青島瞭)。

 銅メダルリストは5職種5人。配管(清水龍二)、電工(瀬戸一輝)、工場電気設備(髙山郁彦(ふみひこ))、洋菓子製造(伊藤美緒)、構造物鉄工(安田将貴)(以上、敬称略)。

 中前隆博在サンパウロ総領事は「土曜日に会場をお伺いしまして、様々なハンディキャップを乗り越え、真摯(しんし)に取り組む皆様の姿に感動いたしました。時差もあり、気候、道具、言語審査基準も異なる。そんな中で与えられた状況下でベストを尽くし、成果を上げた皆様を一人の日本人として誇りに思います」と祝辞を述べた。

 続いて、選手を代表して情報ネットワーク職種の島瀬竜次さんがあいさつした。島瀬さんは「競技中では不測の事態が多々起きたと思います。しかし、最後まであきらめずに、みんな必死に作業をしたと僕は思います。結果に満足できる人やそうでない人もいるかと思いますが、最後まで日本選手団の自覚を持って、日本に胸を張って帰りたいと思います」と述べた。

 自動車板金は、今大会で大会3連覇を達成した。

 銀メダリスト3人に感想と敗因を聞くと、試作モデル制作の青島さんは「1位の韓国に僅差で敗れたものの、持てるすべての力を出し切った。訓練期間が短い分野はある程度で見切りをつけて、自分たちの強みを生かす戦略で臨んだが、そこで韓国との差がついた。弱点を満遍無く補強するべきだった」と率直な意見を述べた。弱点補強のためには、訓練時間を増やす必要がある。国内大会の方式を世界大会の方式に合わせている他国は2年間を技術の習得及び精錬に費やせるのに対し、日本は世界大会の方式に合わせていないために9カ月と短い。だが、青島さんは「国内大会で求められる技術(木型)は、だいぶ衰退している産業だが、絶対なくしてはいけない技術」と長所も強調した。

 プラスチック金型の池上さんは「531点で優勝した韓国とは6点差で破れたが、悔いはない。国際大会では、国内大会と違って多くの不備があった」と話した。

 ビューティーセラピーの三谷さんは「優勝したイギリスは、ほぼ満点の点数を取った優勝者にのみ贈られるアルバート・ピダル賞を受賞した。敵ながらあっぱれ。大会直前には、選手の多くが電圧の問題からか用意された機械が壊れ、煙まで出た。会場内の風通しを良くした建築設計など、建物の構造が作業に大きく影響した。また、メイクのグラデーションをする際には夕日が強く差し込み、逆光でメイクの色が判別できなくなるなど、国内大会とは違い、予想外のトラブルの連続だった」と苦笑。しかし、「日本の同大会最高記録を8位から2位に更新できた。次回の選手には1位を取っていただきたい」と述べ、次回への期待も込めた。

 2年後の第44回技能五輪国際大会は、アラブ首長国連邦の首都アブダビで開催される予定。

2015年8月19日付

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