第47回県連ふるさと巡り⑩ トカンチンス文協で歓迎会

第47回県連ふるさと巡り⑩ トカンチンス文協で歓迎会
エンリケさん、ダニエルさん、サブリナさん(左から)

 3月20日の夜は、トカンチンス日伯文化協会(中村和雄ネルソン会長)の会員による歓迎会が開かれた。

 中村会長は「パルマスに来てくれてありがとうございます」と一行にあいさつし、トカンチンス州の歴史や天候、日系社会などについて説明した。日系社会にはサンパウロ州やパラナ州出身家族が多く、同文協に所属するのは46家族。イベント時には会員外の家族も入れて約110家族が参加し、パルマス市全体には約150の日系人家族が住んでいるという。

 毎年9月か10月に日本祭りを行っており、日本文化を教えるため3カ月に1回は焼きそば祭りを開催しているそうだ。日本語学校や太鼓グループなど、他の文協と変わらないこともあるが、同文協の一番の特色はゲートボール。非常に盛んで、現在は6つのチームが同文協に所属。祖父母世代から孫世代まで、一緒になって競技に励んでいる。さらに、同市ではトライアスロン(水泳、自転車、長距離走の3種目を競うスポーツ)が盛んなこともあり、最近では同競技を始める会員も多いという。スポーツが世代をつないでいるのは、他の日系社会ではあまり見られない特徴だ。

 同市の日系社会には医師やエンジニアが多く、新しい州だけに多彩な家族が住んでいるという。中村会長は「普段は日系人を探すのが大変だけど、今日はブラジル人を探すのが大変」とおどけ、「こんなにたくさんの日系人がパルマスに来るのは初めて。遠くからふるさと巡りの皆さんが来てくれて嬉しい」と喜んだ。

 続いて、中村会長の両親や集まった日系人家族を紹介。紹介された片山白石ダニエルさん(42、3世)とサブリナさん(32、3世)は同文協に所属する家族では一番若い夫婦となる。歯科医師を務めるサブリナさんの仕事の関係で、7年前にサンパウロ市から同市へ引っ越して来た。「最初は知り合いもいないし、慣れなかった」とサブリナさんは当時を振り返る。「でも文協に行ったら、他の日系家族と知り合うことができた。今はすごく楽しい」と笑顔を見せた。2人は同文協の太鼓部に所属しているが、太鼓の講師が日本に帰国したため、現在は活動を停止している。しかし、「私たちが先生になって活動を再開しようと話しているところ」だという。太鼓部は同市のイベントにも出演しており、同文協でも目立つ存在になっている。

 中村会長の息子、エンリケ君(16、4世)は「パルマスでは僕たちのような若い世代は、こんなに多くの高齢者と接する機会がない。たくさんの高齢者と触れ合えて、今日は貴重な日になった」と感想を話した。

 あいさつに立った山田会長は「中村会長のお陰でパルマスを訪れることができ、感謝している。国内からの移民がほとんどだが、成功している人が多く嬉しく思う」と同地日系家族らを称えた。(つづく)

2017年4月12日付

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