第47回県連ふるさと巡り⑫ 1500haの広大な農地を見学

第47回県連ふるさと巡り⑫ 1500haの広大な農地を見学
中村会長とエジソンさん(車上、左から)

 5日目となる3月21日。午前8時半にホテルを出発し、トカンチンス日伯文化協会の中村和雄ネルソン会長の従兄弟、中村エジソンさん(41、3世)の農場があるアパレシーダ・リオ・ネグロ市へと一行は向かった。

 途中休憩を挟んで、同10時半に農場に到着。トウモロコシと大豆の畑が広がる景色が視界一面に現れた。中村会長がパルマス市に移住してきたのは、そもそもエジソンさんがきっかけ。両氏ともにサンパウロ州リンス市出身で、野菜を栽培していた中村会長は、農業技師だったエジソンさんに「パルマスは土地が安いから一回見に行こう」と誘われ、同市の農場を見学。「ここでトウモロコシと大豆農業を始めるため」2003年に同市に移住してきた。

 エジソンさんは「当時は若かったので、何か大きなことをしてみたかった」と移住の理由を説明。120ヘクタールの土地から始まり、現在は1500ヘクタールもの広大な農場を5人の従業員と農業機械を使い運営している。

 しかし、セラードだった土地を開拓しなければならなかったため、「1年目は大豆の栽培が難しかった」と苦労もあった。土地は酸性度が高く、石灰を入れてミネラルを調節しないと植えたものが育たない。機械を導入していなかった時代は多くの人を雇い、対応していたという。「トカンチンス州は農家を大切にしてくれる。仕事もしやすいし、ここでの暮らしは気にっている」とエジソンさんは話した。

 一行もエジソンさんの話に興味津々な様子で、質問が止まらない。当日は陽が出て暑い中での見学となったが、熱心に質問を投げかける様子が印象的だった。

 北原厚志さん(78、熊本)は「広くて大きい。すごいね。うちは500ヘクタールの農場を120人の従業員を雇って運営している。ここは5人だけ。自分も若かったら、こんな大きなところで農業をやりたいね」と感想を話した。

 乾光衛さん(77、2世)は「ブラジルでは人を使うのが一番の問題。この農場で一番良いことは機械でほとんどやっていること」と驚いた様子だった。

 また、農場では石灰岩の上に大豆を植えて栽培しているそうで、一行は信じられないという様子を見せた。害虫がほとんど寄ってこないので、除草剤は2回しか使わないと言い、「食用より油にするために使われることが多い」と中村会長は話した。

 その後、農場で働く巨大な機械を見学し、一行はパルマス市へと戻った。(つづく)

2017年4月14日付

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