第47回県連ふるさと巡り(終) 移民の苦労と日本人の頑張り感じて

第47回県連ふるさと巡り(終) 移民の苦労と日本人の頑張り感じて
セザマール公園での記念写真

 中村エジソンさんの農場を後にした一行はパルマス市内に戻り、レストランで昼食。その後、市内にあるセザマール公園を見学した。

 同公園はトカンチンス州設立を記念して、1988年に建設された公園。園内にはランニングコースやプール、スケートができる施設やレストランなどがあり、また、ナマケモノやイタチなど野生の動物も多く生息している。自然を守るため、釣りなどは禁止されているという。

 足早に同公園を見学した後は、市内の南304市場へ。今回のふるさと巡りでは買い物の時間が少なかったため、女性陣待望のショッピングとなった。市場には野菜や果物などの農産物、名産品が所狭しと並ぶ。また、トウモロコシと牛乳を茹でた「パモーニャ」と呼ばれる料理や、肉からできたファリーニャといった感じの「パソカ」など、同地ならではの食べ物も販売されていた。

 午後7時からは市内のレストランで最後の晩餐。会場には、藤木誠吾さん(82、滋賀)の甥の藤木ジューリョ・ミツオさん(55、2世)も家族と一緒に訪問。この日、藤木さん夫妻は、ミツオさんの案内で市内を観光した。ミツオさんは連邦警察の幹部として、同市に1年半前に赴任。前々赴任地はポルト・ベーリョだったと言い、今回の旅との縁を感じさせた。藤木さんは「ミツオに会いたかったから、今回参加した」と可愛い甥との再会を喜んだ。

 翌日は午前8時前にホテルを出発。トカンチンス日伯文化協会の会館に県連の山田康夫会長が立ち寄り、その後、空港へ。同11時25分の飛行機でコンゴーニャス空港へと帰ってきた。サンパウロ(聖)市到着後は現地解散となり、それぞれ自宅へと帰宅した。

 最後に参加者一人一人にあいさつをしていた山田会長。「皆さんの感想を聞くと、すごい良いふるさと巡りになったと思う。ポルト・ベーリョにしろパルマスにしろ、若い人が日系社会を支えていた。それは良いことだし、我々の活動の参考にもなる。とにかく誰も怪我や病気をせず終わって良かった」と話し、胸を撫で下ろした。

 参加者の橋本晴美さん(73、2世)は旅を振り返って、ポルト・ベーリョ市が印象に残っていると話し、「あそこの移民は苦労した。私の出身地の(聖州)第2アリアンサ(鳥取村)の移民も苦労した。当時はどこの移民も苦労した」と親世代の日本人移民の辛さを思い出したと語った。しかし、「日本人は本当に頑張っている。皆で色んなことを乗り越えてここまで来た」とも話し、ふるさと巡りを通じて日系人としての誇りを新たにしたようだった。(おわり)

2017年4月18日付

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