第48回県連ふるさと巡⑯ 豪勢なホ広島県人会新年会

第48回県連ふるさと巡⑯ 豪勢なホ広島県人会新年会
ホノルル広島県人会の新年会の様子
第48回県連ふるさと巡⑯ 豪勢なホ広島県人会新年会
会場後方には広島の物産などの展示も

 ホノルル広島県人会(宮尾ウェイン会長)の新年会はホノルル市内にある「ハワイ日本文化センター」の5階フロアで開催されたが、ブラジルの各県人会の定期総会後の親睦を兼ねた新年会を想像していた記者は、その規模の大きさに面食らった。

 受付では、3月9日のコンベンション・センターでの歓迎夕食会にも出席して名刺交換していた同県人会理事の空(そら)恵美子さんたちが応対してくれたが、この日の総合司会を行う関係者に確認してもらうと、「飛び込み参加」では座れる席がないかもしれないという。

 出席者のほとんどはハワイ日系社会の重鎮で事前予約しており、100人はゆうに入れるフロアは各テーブルの席まで決まっているなど、ブラジルで言えば商工会議所の忘年会並みの豪勢なイベントで、記者が出席するのは場違いな気がした。

 そう思ったのは、記者を取材に誘ってくれた小池庸夫さん(78、広島)も同じだったようだ。

 また、出席者もホノルル広島県人会会員だけでなく、日系のハワイ州議員や毎年3月に開催されるホノルル・フェスティバルに合わせて同地を訪問しているという広島観光コンベンションビューロー関係者や各国の広島県人会会員なども顔を揃えている。さらに、会場後方には、広島県の物産やポスター、同県人会活動の写真なども展示されており、ホノルル広島県人会の新年会が同地では一大イベントであることを思い知らされた。

 午前10時過ぎに地元和太鼓チームの演奏で始まった新年会は、同県人会の年次総会も行われ、議題事項が承認されるごとに、宮尾会長が裁判官のように小槌で机上を叩いていく。

 記者は最初、会場後方で立って取材していたが、空きができたということで最前列のド真ん中の席に座らせてもらった。

 進行は英語が主なため、詳細内容は分からないが、会報を紙媒体からデジタル媒体に移行し、Eメールでのニュースレター送付やフェイスブックの開設など若者向けの動きが当然のこととして行われているようだ。

 総会後に新年会の乾杯が行われて食事となり、雰囲気も和やかになったところで、隣席に座っていた同県人会元会長も務めたという長尾ロバートさん(79、2世)に話を聞く。

 同氏によると、ホノルル広島県人会は1955年に創立し、会員数は約500家族に上る。長尾さん自身はハワイ島生まれの日系2世だが、現在の県人会の活動は3世、4世が中心に行っているという。

 長尾さんは、これまでに何度も訪日しているが、戦後間もない49年に初めて父母の故郷・広島を訪問した際は、「まだ復興できていない状態だった」ことを今も鮮明に覚えているそうだ。

 同県人会の活動としては、3月の新年会をはじめ、同会会場となっている文化センター正面入り口にある鳥居の清掃、2001年にオアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高校の練習船だった「えひめ丸」に米軍原子力潜水艦が衝突して沈没させた事故での被害者を慰霊する「えひめ丸メモリアル」の清掃や、8月のピクニックなどがあることを説明してくれた。

 会場では、日本から来た歌手が唱歌などを歌ったほか、「広島観光親善大使」の3人の女性が歌と踊りを披露し、場を盛り上げていた。

 小池夫妻と記者は次の予定があるために、新年会を中座させてもらい、小池さんと40年ぶりに再会した川端兄弟にホテルまで送ってもらった。(つづく、松本浩治記者)

2018年5月16日付

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