第59回海外日系人大会ハワイで開催 世界の日系レガシーを未来の礎に

第59回海外日系人大会ハワイで開催 世界の日系レガシーを未来の礎に
秋篠宮ご夫妻(右奥)も出席された第59回海外日系人大会の様子

伯日懸け橋育成交流派遣団も出席

 【ホノルル発】4日にサンパウロを出発した「ブラジルと日本の懸け橋育成交流プロジェクト」派遣団(西村リカルド団長)一行15人は5日、最初の訪問地米国ハワイ州ホノルル市に到着した。翌6日には同市ホテル内で開かれた第59回海外日系人大会に参加。同大会には、地元ハワイを含めた米国、日本、ブラジルをはじめ15カ国18地域から約300人が出席し、一行は各国の出席者と交流を深め、夜に行われた記念レセプションに出席した秋篠宮殿下ご夫妻から声をかけられ、団員が感激する場面もあった。

 同派遣団はブラジル日本移民110周年、明治150年記念事業としてサンパウロ新聞社、公益財団法人海外日系人協会(本部・神奈川県横浜市)が共催で送り出したもの。日本の近代移民の最初となったハワイへの移民(通称「元年者移民」と呼ばれている)を祝うためホノルル市で開かれた海外日系人大会に参加した。同大会の総合テーマは、「世界の日系レガシー(遺産)を未来の基礎に―ハワイ元年者150年を祝って―」。

 午前9時から行われた開会式には、ランの花で作ったレイをかけた秋篠宮殿下ご夫妻がご出席。秋篠宮さまはあいさつに立ち、「多方面で活躍し、地域社会から多大な信頼を得ていることは誠に喜ばしく、心強いものを感じています」と日系人を高く評価し、「大会を通じて世界各地の日系社会と日本を結ぶ絆が一層深まることを心より祈念します」と大会の成功に期待を寄せられた。

 式典終了後、国際協力機構の北岡伸一理事長の記念講演が行われ、続いて上智大学名誉教授で海外日系人協会常務理事の堀坂浩太郎氏の基調講演「日本の近代化と移住―ヒトのネットワークを作る―」へと移った。

 昼食後は、「日系人のレガシーとは」のテーマでパネル・デスカッションが実施された。パート1では「日系資料館の連携に向けて」、パート2では「日系人の社会活動と課題への取り組み」と題して各国代表がそれぞれ意見を述べ、討議した。

 最後に(1)日系レガシー(2)日系資料館(3)グローバル化と日系人(4)若い世代のアイデンティティ形成(5)在日日系社会(6)「国際日系デー」の6項目からなる大会宣言文が採択された(大会宣言文全文は後日、3ページに掲載)。

 続いて、午後7時から行われた記念レセプションにも秋篠宮殿下ご夫妻が出席され、参加した各国の人達と親しく懇談された。海外日系人協会の田中克彦理事長の案内で秋篠宮ご夫妻は各国のテーブルを回られた。田中理事長が同派遣団の団員を紹介すると、それぞれと握手され親しく話しかけられ、緊張した面持ちの団員達も笑顔に戻り、明るく振る舞った。

2018年6月8日付

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