米作り通じて日本人と交流を=福岡県

写真:楽しそうに田植えをする留学生たち
留学生たちが田植えを体験

 【福岡発・吉永拓哉福岡支局長】福岡県内に滞在する留学生たちに日本式の田植えを経験させようと、筑紫野市在住の高原要次さん(57)が23日、自営農家に留学生8人を招いた。
 このイベントは、留学生に田植えの技術を指導するものではなく、米作りを国の文化とする日本人との交流が目的。
 イベント当日は、筑紫野市で農業を営む人々や家族連れ、ほか福岡青年会議所の会員など20人が集まった。

 午前10時半、高原さんの自宅から出発した留学生たちは、小雨がぱらつく中、レインコートと長靴を身に着けて田んぼへと向かった。
 はじめに高原さんが田植え機で米の苗を植え、道標を付けたあと、留学生たちは中腰姿勢になって後ろに下がりながら苗を植えた。
 水田の中は土がぬかるんでいるため、足を取られる者も多く、バシャッと転倒して泥だらけになる度に、周囲から楽しそうな笑い声が聞こえた。
 この日参加したのは、ブラジル、中国、韓国、ネパール、インドネシア、セネガルの6か国の留学生。正午には田植えを終えて高原さん宅に戻り、弁当を食べながら参加者らと歓談した。

 セネガル出身のバラス・ジャワラさん(32、九大)は、「手作業で米を植えるのは大変ですが、とても珍しい経験をした」。
 パラー州ベレン市出身の日系3世・モアナ瑠璃アルメイダさん(25、同)「泥んこになったけれど、自然に囲まれて田植えができ、とても気持ち良かった」と嬉しそうだった。
 大学生の頃に日本海外学生移住連盟の実習調査団員として、ブラジルで生活したこともある高原さんは、「これからも外国人と日本人の交流の場を作りたい」と話す。
 今後は、7月末の草刈りと、9月中旬の稲刈りを留学生とともに行う予定にしている。
 なお、今回植えた米ブランド『夢つくし』は、収穫後に留学生へプレゼントされる。

 
2010年5月26日付

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