経済効果4億レアル超 F1、ゲイパレードに並ぶ行事に=路上カーニバル

 サンパウロ州商業連盟(FecomercioSP)の試算によると、大小様々な「ブロッコ」と呼ばれるグループが一般市民へ普及したことにより、2018年の路上カーニバルはサンパウロ市に約4億レアル(約140億円)の経済効果をもたらした。なお、この数字には今年のカーニバルシーズンを締めくくった先週末、17、18日の動きが考慮されておらず、この2日間を計算に入れた場合、サンパウロ市にもたらされたであろう経済効果はさらに大きなものとなる。伯メディアが19日付で伝えた。

 同連盟の観光理事会によると、路上カーニバルの力強さはアニェンビーのサンボードロモ(サンバ場)で行われる伝統的なパレードに加えて、カーニバルに光をもたらした。同理事会の代表者は「カーニバル期間中におけるサンパウロ市内の商業とサービス業の動きは、カーニバルを自動車レースのF1とLGBTプライドパレードの隣に、同市の主要な年中行事のリストの中に仲間入りさせる」と話す。

 同理事会は、路上カーニバルによる経済効果は食料品、交通機関、そして衣装類(衣類、装飾品、化粧)といった分野に集中したとしている。また、サンパウロ市が中間報告として発表した900万人という延べ参加者数を基に、路上カーニバルが実施された日にはサンパウロ市内及び周辺都市から各日約200万人がブロッコの行進に参加し、アルコールまたは非アルコールの飲料を中心に1人当たり約45レアルを支出したとしている。

 サンパウロ州商業連盟による経済効果の試算結果や、市役所が先日公表した中間調査の結果(本紙16日付国内・中南米面)だけを見ると、路上カーニバルはサンパウロ市の経済、そしてカーニバルを楽しみたい人々にとって、本当に素晴らしいイベントであるかのように見える。しかし、それはあくまでも路上カーニバル等に参加した人々(観覧者含む)を対象に実施された調査の結果であり、その調査結果には、路上カーニバルのパレードが爆音を轟かせて行進する公道や広場等の近隣で生活する人々の声はまったく反映されていない。

 今年初めて路上カーニバルに開放された23・デ・マイオ大通り(Av. 23 de Maio)に面した複数の病院が、ブロッコが発する騒音や参加者達による立ち小便などについて市に対して苦情を申し立てたことからも分かるように、この路上カーニバルというイベントは、その参加者やブロッコ関係者以外の人々の犠牲の上に成り立っている。その点から目を背けるならば、この先、路上カーニバルの発展はないだろう。

2018年2月20日付け

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