群馬県玉村町ふるさと大使 ショーロ歌手の片山さんが来伯

群馬県玉村町ふるさと大使 ショーロ歌手の片山さんが来伯
ジャム・セッションの様子

移民110周年への意気込み表し

群馬県玉村町ふるさと大使 ショーロ歌手の片山さんが来伯
移民史料館を訪れた北事務局長、小渕副会長、内山元会長、片山さん、坂尾さん(左から)

 群馬県玉村町のふるさと大使を務めるショーロ歌手、片山叔美さんが来伯し、4月28日にサンパウロ市リベルダーデ区の在伯群馬県人会(矢島オタビオ会長)を訪問した。小渕民雄副会長、北浩事務局長、内山住勝元会長の案内で移民史料館にも足を運び、日本移民への思いを馳せた。同日夜、片山さんは、サンパウロを拠点に活動するイザイーアス・ブエノ・デ・アルメイダ(Izaias Bueno de Almeida)氏らとジャム・セッションを行うなどし、来年の移民110周年にも来伯したいとの意気込みを表した。

 ブラジル音楽評論家の坂尾英矩(ひでのり)さんと共に、片山さんがリベルダーデ区の群馬県人会館を訪れたのは午後1時すぎ。当日のストライキが公共交通機関や道路交通に影響したため、予定を少し遅らせての訪問となった。矢島会長は、ストライキの影響で同会館まで来ることができなかったが、小渕副会長、北事務局長、玉村町出身の内山元会長が温かく迎えた。片山さんは、群馬県の郷土菓子「三俣せんべい」を差し入れ、玉村町の郷土芸能や、2014年に世界文化遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺跡群」などの紹介をした。

 その後、一行はリベルダーデ区のレストランで昼食を取り、日本祭りでの群馬県人会の活動や、群馬の郷土料理についての話に花を咲かせた。

 食後は文協ビル内のブラジル日本移民史料館を訪れた。小渕副会長らが同館の展示品を指差しながら、原体験と共に移民史料の説明を行ったことに対し、片山さんは「本当に(移民として)来た人から話が聞けて実感がわいた」と語った。

 一行は、文協事務所も訪れ、呉屋春美会長とコーヒーを飲みながらそれぞれの活動について話を交わした。

 同日午後9時頃から、片山さんはスマレ区のスタジオ、「Estádio Do Silvinho」で、イザイーアス氏を中心とするショーロのバンドとジャム・セッションを実施。会場では、片山さんが04年に有名ショーロ歌手のアデミルデ・フォンセッカ(Ademilde Fonseca)氏の自宅で生活を共にし、彼女の音楽技術を継承した逸話などが紹介された。片山さんは、ショーロの有名曲「Tico-tico no Fubá」をはじめ、数曲をバンド演奏に合わせて歌い上げた。

 演奏後、イザイーアス氏は片山さんの歌声を、「最高だ。東洋人がこれだけ歌えるのは、あなたたちの誇りです」と評した。坂尾さんは、「日本人である彼女がブラジルの文化をこうして継承していることは、日本移民の歴史を振り返っても大変意義深い」と称賛する。

 今後の活動について片山さんは、「(在伯群馬)県人会と群馬県のつながりをもっと密にしたい。来年の(ブラジル日本移民)110周年にもぜひ来たい」と話した。

2017年5月11日付

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