聖市第2回110周年会合 ドリア市長と日系団体代表で レガシー専門委員会の設置も

聖市第2回110周年会合 ドリア市長と日系団体代表で レガシー専門委員会の設置も
会合の様子

 今年のブラジル日本人移民110周年実施に向け、ジョアン・ドリア市長はじめとするサンパウロ(聖)市政側と日系団体代表者らとの第2回会合が、12月14日午後5時から聖市役所で行われた。今回は来聖していた在ブラジル日本国大使館の山田彰特命全権大使も出席。当日は日系団体と聖市側関係者、日系議員ら約40人が参加し、今後の事業や周年事業案についての話し合いが行われた。

 会合開催前にはドリア市長と山田大使、ブラジル日本商工会議所の松永愛一郎会頭が出席のもと、1時間にわたる事前会議が行われ、会合ではその内容を中心に説明が行われた。

 はじめにドリア市長は110周年期間中、3つの事業を推進させると述べ、日伯間のビジネス関係強化、周年行事、日本政府及び在伯日本企業の支援による「レガシー(遺産)」の建設を行うとした。

 レガシー関連の事業では専門委員会を設立し、聖市の中でも屈指の移民地区として知られているリベルダーデ区を中心に事業を行っていくと話した。委員にはACAL(リベルダーデ文化福祉協会)の池崎博文会長を筆頭に、ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会の菊地義治実行委員長、宮坂国人財団の西尾ロベルト義弘理事長らが名を連ねている。

 ドリア市長は、前日に山田大使がジェラルド・アルキミン聖州知事と会談した際にも110周年関連事業について話し合いがあったと明かし、アルキミン州知事からはリベルダーデ区の安全面を考慮し、ドローン(小型の無人航空機)2台を飛ばす安全対策案が提案されたと述べた。ドローンに関しては、昨年4月から5台のドローンを飛ばす実用化が軍警ではすでに行われており、「リベルダーデ区の安全のため、ドローンを貸与する」というアルキミン州知事の言葉をドリア市長は紹介した。

 リベルダーデ広場の名称変更事業はすでに動き始めている。同広場の改称は事前会議で承認されており、今後行われる決議で市役所からの認可が下り次第、活動を活発化させる。改称後は「日本リベルダーデ広場(Praça da Liberdade-Japão)」になる予定。110周年記念切手の発行は決定しているが、絵柄などの詳しい案はまだ決定していないとした。

 最後に会合出席者らから、ドリア市長への各提案などが行われた。日本館の太田レオ館長からは、110周年を記念した2つの事業への援助が求められた。一つは多目的スペースとして日本館横の湖に面したレストランの建設。もう一つはイビラプエラ公園内にある講堂で日伯俳優陣が出演し、移民に関する舞台公演開催の案が出された。レストラン建設案に対しては「素晴らしいアイディア」とドリア市長は称賛し、「ブラジルはもっと土地を有効活用することを学ぶべき。レストランの建設は最高の考えだと思う」と述べた。

 会合後、ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会の呉屋春美委員長は「とても意義ある会合だった。ドリア市長は決断力に優れた頼りがいのある市長。物事を進めるのが早く一般的なブラジル人とは違う」と手応えを感じた様子だった。

2018年1月12日付

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