聖市議会平和式典に250人 沖縄戦、広島・長崎被害者を追悼

聖市議会平和式典に250人 沖縄戦、広島・長崎被害者を追悼
表彰された貞方さん(左端)、小田さん(左から2番目)、高良さん(右端)と、羽藤ジェオルジ市議(右から3番目)、森田会長(同4番目)、川添会長(同5番目)、平崎会長(同7番目)、島袋会長(同8番目)

 羽藤ジョージ・サンパウロ(聖)州議と羽藤ジェオルジ市議主催の、沖縄戦及び広島と長崎の原爆被害者への追悼式典が7日、聖市ベラ・ビスタ区の聖市議会で開かれた。

 ブラジル広島文化センターの平崎靖之会長、ブラジル長崎県人会の川添博会長、ブラジル沖縄県人会の島袋栄喜会長、ブラジル被爆者平和協会の森田隆会長らが出席。約250人の参加者が72年前の悲劇を振り返り、平和へ思いを馳せた。

 式典では日伯両国歌が斉唱された後、3県人会の会長らがあいさつに立った。森田会長は、自身が21歳の時に広島で被爆した体験を日本語で語り、「(広島)市街一面が死の世界だった」と表現。現在なお伯国内で暮らす被爆者95人を代表して、改めて平和を訴えた。

 また、高良忠清さん(82、沖縄)、小田繁雄さん(79、2世)、貞方賢彦さん(75、長崎)の三氏に羽藤市議から表彰が行われた他、同3県人会とブラジル被爆者平和協会にも日伯平和を記念する盾が贈られた。

 高良さんは「表彰を受け、非常に感激し、感謝しております。今後、あのような悲惨な戦争が無いことをお祈りしています」と話し、広島県人を父に持つ小田さんは、「(今回の表彰は)僕だけのものじゃない。広島の人たちみんなのもの。ありがたい」と感謝を示した。戦争当時3歳で、五島列島で戦時中を過ごした貞方さんは、米国のB29による空襲時に防空壕に逃げ込んだ思い出に触れ、「防空壕には誰かが弁当を持ってきてくれて、恐ろしいけど、一面嬉しかったような思い出」と話し、「核反対の運動は微力ながらも尽くしていく」と語った。

 川添会長は、「忘れたら繰り返す、1年に1度、8月だけでも思い出して気持ちを新たにする。その積み重ねが大切」と語り、平崎会長は「今年5月に訪日して松井(一實広島)市長にブラジルからも平和の声を上げてくれと言われた。これかも続けていきたい」と話した。島袋会長は、「沖縄の米軍基地がなくならない限り、戦争が終わったとは言えないという人もいる。戦争の悲惨さをぜひとも、ブラジルの若い世代にも伝えていきたい」と気持ちを新たにしていた。

2017年8月9日付

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