脳梗塞の高齢女性死亡 救急車故障で搬送遅れ

 ブラジル北部ロンドーニア州の街、グアジャラー・ミリン市で3月30日、救急車が故障中だったために設備の整った医療施設に直ちに搬送することができず、同26日から脳梗塞で意識不明となっていた高齢の女性が死亡した。

 31日付伯メディアによると、亡くなった女性の家族は、同市に2台しかない救急車がいずれも故障中で、手術を行うために同市から約370キロメートル離れた州都ポルト・ベーリョ市の病院に救急搬送することができなかったことから、女性の死の責任は行政にあると主張している。

 亡くなった女性は26日に脳梗塞を発症。意識不明の状態でグアジャラー・ミリン市内の地域病院に入院し、3日後の29日午後にようやくICU(集中治療室)設備のある飛行機で州都のヨハネ・パウロ2世病院へ移送されたが、再び意識を取り戻すことはなかった。

 女性の義理の息子は「彼女は生き延びられたかもしれない。飛行機(での移送)は遅すぎた」と話し、26日に移送できていたなら、たとえ脳梗塞の後遺症が残ったとしても一命を取り留めることができたはずだとしている。

 グアジャラー・ミリン市の保健局長は、4月に新しい救急車1台が納車されることになっているとし、「当市には専門家がいないことから患者の搬送の需要は非常に大きい。平均すると1日に3、4回は救急車で搬送しており、それが(救急車の)大きな消耗につながっている」と話した。

2016年4月1日付

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