臓器提供者が増加 過去最高の約3千人に

臓器提供者が増加 過去最高の約3千人に
運搬される移植用臓器(Foto: André Gomes de Melo/ GERJ)

 厚生省が9日に発表した集計によれば、ブラジル国内における移植用の臓器提供者の実数が2016年は前年比で5%増加し、過去最高となる2983人となった。人口100万人あたり14・6人の割合となる。9日付G1サイトなど国内メディアが伝えた。

 厚生省の集計は01年から行われており、15年は2836人の臓器提供者が記録されている。また、16年は心臓移植の件数も前年比13%増加し、過去最高となった。その他の臓器移植も、腎臓は18%、肝臓は34%、骨髄は39%、肺は53%増加している。

 臓器移植件数増加の背景として、連邦政府は、16年6月に署名された法令によって空軍機による臓器輸送が可能となった事を挙げている。

 バーロス厚生相は、「我々は、進歩が可能なこの分野での資源に投資している」と述べ、約40%の家族が今でも自分達の亡くなった親族の臓器提供を拒否しているとし、臓器提供者を増やすことの必要性に言及している。ブラジルにおいては、臓器移植の95%が連邦政府によって支払われているという。

 ブラジル国内において臓器移植を受け入れる家族の割合は、16年は57%で、前年より1%増えている。14年は58%、13年は56%だった。

 ブラジル移植協会のジョゼ・メジナ・ペスタナ評議会会長によると、南部や南東部では臓器提供を拒否する家族の割合が30~40%であるのに対し、北部や北東部ではこの割合がより高くなっているという。

 同会長は、移植プログラムの普及に期待を示し、「これは法令により行なわれるものではなく、社会の自然な進展に依存している。現在では、角膜移植のために列に並ぶ必要は既になくなっている」と述べている。

 臓器移植を待つ人の数は16年には約4万1000人で、うち2万4914人が腎臓移植を待っているという。

2017年3月14日付

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