言葉や精神的な暴力 医療従事者の5割超が経験=サンパウロ州

言葉や精神的な暴力 医療従事者の5割超が経験=サンパウロ州
保健医療従事者がサンパウロで行った職場における暴力反対を訴える行動(15日)(Foto: Rovena Rosa / Agência Brasil)

 サンパウロ州の地域看護評議会(Coren)と地域医療評議会(Cremesp)は15日、同州内の保健医療従事者を対象に行った聞き取り調査の結果を公表した。結果によると、医師の59・7%、看護師の54・7%が、職場で何らかの暴力を1度以上受けたことがあると答えたという。アジェンシア・ブラジルが同日付で伝えた。

 この調査は今年1~2月の間に、5658人を対象に行われた。

 暴力の種類の中で最も多いのは言葉によるもので、全体の50%を占めた。精神的な暴力の場合、医師の38%、看護師の36・6%が被害を受けたと答えている。

 暴力を受けたことがあると答えた医師の74・2%、看護師の64・9%は、苦情を訴えなかったという。

 一方、苦情を訴えた看護師のケースでは、82・6%が未解決のままで、問題が解決されたのは17・4%のみとなっている。

 この調査では、医師の87・8%が、職場で就業中の暴力に苦しむ事に関するオリエンテーションを受けていなかったことも明らかになっている。

 医師達が苦情を訴えない理由として挙げた中で最も多かったのが、職場の保健医療機関による調査への不信感で、37・8%に上った。Corenに加入している従事者の30・5%は、被害者を保護する方針が存在しないため、苦情を届け出る事はしないと答えている。

 苦情を訴えた従事者の83・1%は、すぐに上司に訴えたといい、16・9%は被害届を出したという。

 被害届のほとんどは、統一保健システム(SUS)に登録されており、医師の場合は、59・1%が公立病院、28・4%が民間病院で報告されている。看護分野では、SUSで57・7%、民間ネットワークで26・3%が報告されている。

 暴力的な行為をした人については、医師に関係したケースでは42・5%、看護師の場合は33・3%が患者の家族や同伴者達を挙げている。暴力的に振舞った患者の割合を見ると、Cremesp関係では38・9%、Coren関係では33・2%となっている。

 直属の上司による暴力の割合は、看護師では20・2%に達した。医師の場合は11・7%となっている。

2017年3月17日付

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