試合実体験で楽しみ伝え 日本卓球バレー連盟の堀川氏

試合実体験で楽しみ伝え 日本卓球バレー連盟の堀川氏
リオのジャパンハウスで行われた卓球バレー(写真は堀川氏提供)

リオ・ジャパンハウスで紹介活動

試合実体験で楽しみ伝え 日本卓球バレー連盟の堀川氏
リオのジャパンハウスで行われた卓球バレー(写真は堀川氏提供)
 日本卓球バレー連盟(本部・京都市)の副会長及び普及委員長を務める堀川裕二さん(59、岡山)はリオ五輪終了間際の8月20、21日、リオ市バーラ・ダ・チジュカ区のジャパンハウス内で卓球バレーの紹介活動を行った。「口で説明するより、一緒に体験を」と来場者に試合を行ってもらい、競技を体感させたという。その報告のため、協力者のサンパウロ大学留学生の永井登さん(21、大阪)とともに来社した。

 卓球バレーとは、1974年ごろに日本で発祥したスポーツ。バレーボールを参考に卓球台を使用し、長さ30センチ×6センチ、厚さ約8ミリの木の板をラケット代わりに、中に小さな金属の玉を入れ転がすとガラガラと音がするピンポン球を打ち合う競技で、障害者と健常者の区別なく楽しむことができる。

 競技は1チーム6人計12人で卓球台を囲み、ピンポン球が通れるように少し高くネットを上げ、その下で互いにピンポン球を転がして木の板で打ち合う。自分が打った球が相手の台から下に落ちれば、自分のチームに点数が入る。日本では既に3分の2以上の都道府県で競技が浸透しているという。今回、堀川副会長たちは8月20、21日にリオのジャパンハウスでその場にあった3つのテーブルを並べ、ガムテープでつなぎ合わせて即席で卓球バレー台を作った。「口で説明するより、まずは一緒に体験してもらおうと来場者に5人対5人に分かれて7点先取で試合を楽しんでもらった。1試合は5~8分くらいで、行列を作った多くの方に参加してもらい、この競技の素晴らしさを伝えることができた」と堀川副会長は笑顔で答えた。

 同副会長は2013年10月に同競技普及のため初めてブラジルを訪問し、その後も毎年来伯している。自身4度目の来伯となった今回は、ブラジル国内ではサンパウロ州やゴイアニア市の障害者施設、体育大学や大学の体育学科などを訪れ、パラグアイとアルゼンチンでも同競技の紹介に加えて指導者講習会も実施した。

 堀川副会長は今回の来伯で「これからは一定の指導者講習を修了した人たちに卓球バレー指導者認定書(黄色のカード)を渡し、首から下げてもらっています」と手応えを感じているようだった。

 また、今後の展望については「お陰様で南米各地での指導者講習会は順調に進んでいます。用具のラケットは木製の板で適度に軽くて硬い材質を探していますが、ブラジルではなかなか良い木材に出合いません。これから公式試合をできるようにするには用具の調達も大切になります」と新たな課題を述べた。

2016年9月14日付

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