警察に「恐怖心」市民の過半数 警官の発砲 8割が反対

警察に「恐怖心」市民の過半数 警官の発砲 8割が反対
サンパウロ州軍警察による職務質問の様子(撮影/米沢心、2016年7月)

 ブラジルに暮らす人々の過半数が警察に対して恐怖を感じているということが明らかになった。11日付で伝えた伯メディアによると、調査会社ダタフォーリャ(Datafolha)が2019年4月2~3日に全国の130の自治体において市民2806人に対して実施した聞き取り調査では、警察に対してどのような感情を抱いているかとの問いに対して、回答者の51%が「信頼感よりも恐怖心の方が大きい」と回答した。「恐怖心よりも信頼感の方が大きい」としたのは47%で、他の2%は「わからない」と答えた。

 そして、一般市民らによる銃器の所持が今年1月に発せられた大統領令によって従来よりも容易になったことに関係する質問として、人々が銃器を持って歩くことによって社会はより安全になると思うかと尋ねたところ、回答者全体の72%が「思わない」と回答、26%が「思う」とした。2%は「わからない」だった。

 ダタフォーリャによれば、警察に対して恐怖心よりも信頼感を抱いていると明かしたのは、男性回答者の52%、白人回答者の51%、そして月収が10最低賃金(9980レアル、約30万円)を超える回答者の58%だった。一方、警察に対して信頼感よりも恐怖心を抱いていると答えたのは、女性回答者の55%、16~24歳の53%、黒人の55%、黄色人の56%、インディオの60%、そして月収が2最低賃金(1996レアル、約6万円)以下の回答者の54%だった。

 また、銃器の所持に関して、これまでに銃器の購入を考えたことがあるかとの問いに対して「ある」としたのは27%で、大多数の73%は「ない」と答えた。銃器購入に関する規制の緩和を受けて、護身のために銃器を購入したいと思っているかとの問いには20%が「はい」、80%が「いいえ」と回答した。

 警察官による発砲については回答した市民の81%が「罪の無い人が被弾するリスクがあるので、警官は犯罪容疑者に対して発砲する自由を持っていてはいけない」との考えを示した。犯罪容疑者に対して警官が自由に発砲するのを「支持する」としたのは17%、「わからない」は1%だった。他人を死に至らしめた警官が調査されることについては79%が「賛成」、19%が「反対」、1%が「わからない」とした。

 警官がさらに多くの犯罪容疑者らを殺害することで社会はより安全になると思うかとの問いに対しては68%が「思わない」と回答、「思う」としたのは29%、「わからない」は3%だった。そして、より多くの人達が逮捕されることで社会はより安全になると思うかとの質問には54%が「思う」、42%が「思わない」、3%が「わからない」と回答した。

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