警察官による殺害増加 上半期は過去14年間で最多=サンパウロ州

 サンパウロ州公共保安局(SSP)のデータにより、同州内で今年上半期に発生した警察官による殺害件数が、過去14年間の同時期比で最も多かった事が明らかになった。27日付G1サイト、28日付エスタード紙電子版などが伝えた。

 同局の公式データとブラジル公共保安フォーラムによると、今年上半期の軍警察官および文民警察官による殺害件数は459件で、昨年同期間より約14%多かった。この数字は、487人が殺害された2003年上半期に次いで多くなっている。

 これらの死亡は、警察の行動に反対したり抵抗したことによるものと考えられており、殺人の統計には含められていないという。

 今年上半期に職務中あるいは非番の際に殺害された軍警察官・文民警察官の数は30人となっている。職務中に殺された警察官の数と比較すると、警察官一人に対し、警察官による殺害者数は36・88人に及んでいる。この割合は、01年以降で最も高いという。

 非番の警察官による殺害は、上半期の比較では過去最も多く、127人となっている。この数値は、16年に過去最高を記録していた。

 公共保安局は、死亡率を低下させるための活動を展開しているとし、殺害ケースの多くは、財産に対する犯罪を阻止するために行う治安職員の行動から生じていると説明している。

 報道では、これらのデータが警察官による過剰な力の行使を示しているとして、死亡の減少のためには公共保安局による新たな施策に加え、監察局や検察の監視が必要とする専門家の意見が紹介されている。

 今月19日にサンパウロ市西部ブタンタン区で起きたケースでは、軍警察官を襲おうとした2人組の強盗の一人が死亡し、もう一人が負傷した。

 この事件は、午後7時半頃にラポーゾ・タバーレス街道にアクセスする通りの一つで発生したもの。軍警准尉が家族と自家用車で走行していたところ、バイクに乗った2人組が近づいて来たという。

 警察によれば、この警察官は強盗に所持品を渡したが、強盗のすきを狙って所持していた自身の拳銃を出し、逮捕を宣告した。しかし、強盗が降伏しなかったため、2人組に抵抗されて撃たれる前にこの警察官が銃を撃ったとされる。犯人達に対して少なくとも4発撃ったという。

2017年8月29日付け

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