運賃値上げ反対 サンパウロ市内でデモ行進

運賃値上げ反対 サンパウロ市内でデモ行進
サンパウロ市庁舎付近で運賃値上げに抗議する市民ら(撮影/米沢心)

 サンパウロ市が運営する市内路線バスの運賃が今月7日に4.00レアル(約120円)から4.30レアル(約129円)へ値上げされ、サンパウロ州が運営する同市内の地下鉄及び同市と近郊都市とを結ぶ鉄道の運賃も13日に同じく4.30レアルへ値上げされることを受けて、公共交通機関の運賃無料化などを訴える市民グループ「モヴィメント・パッセ・リヴリ」(Movimento Passe Livre、以下MPL)の呼びかけに応じて集まった、主に若者を中心とする市民らが、10日夕方から夜にかけて、運賃値上げ反対を訴えるデモ行進を同市内中心部で行った。

 武装した軍警察とサンパウロ市警備隊が見守る中、午後5時の集合開始から午後9時過ぎの行進終了まで、この日のデモ行進は大きなトラブルもなく平和的に行われた。しかし、この手のデモの毎度のパターンだが、デモ行進終了後には、参加者のごく一部が銀行の店舗少なくとも2店を破壊したり、街頭に設置されているゴミ箱をひっくり返してゴミを路上にをまき散らすなどして暴れだし、軍警察が非殺傷手榴弾を使用してこれに対抗するという混乱があった。

 MPLはデモ実施にあたって、「今回の値上げ率は7.5%とインフレ率(3.59%)の2倍を超えている。いかなる運賃値上げも正当なものではない。インフレ率よりも低率の最低賃金の調整と労働改革に加え、運賃(値上げ)は労働者の財布にさらに重くのしかかる」との声明を発している。

 なお、この日のデモ参加者数については報道によって大きなばらつきがある。あるメディアはMPL側の話として、1万人以上の参加者が集まったと伝えているが、他のメディアは1500人と伝えている。デモの現場で直に受けた印象では、参加者はせいぜい1500人といったところだろう。

 MPLは今月16日に2回目のデモを行うとして、フェイスブック上で市民の参加を呼びかけている。

2019年1月11日付

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