違法製品の市場 16年は150億レアル規模に=サンパウロ州

違法製品の市場 16年は150億レアル規模に=サンパウロ州
ブラジリアで国税庁により行われた、押収された海賊版製品の処分(2013年)(Foto: Elza Fiuza/Agência Brasil)

 サンパウロ州工業連盟が行った調査で、2016年の同州における盗品や偽造品、密輸品などの違法な製品の市場の規模が151億レアルに達したとの推計が示された。前年の推計132億レアルとの比較で14%増加している。G1サイトが7日付で伝えた。

 同調査によれば、ブラジル国内で違法に販売された製品の大半がサンパウロ州に入っている。この中には、州内で販売されたものの他、同州から国内の他地域に分配されたものも含まれる。違法商業の分野は、食品、飲料、煙草、電気製品、衣料品など様々な部門にわたっている。

 ブラックマーケットの拡大が経済や市民にもたらした影響について、同調査では、違法商業が存在しないと仮定した場合、昨年同州内で9万件の雇用が創出されたと指摘している。

 電気製品部門の昨年の損失は12億レアルと推定され、4億レアルの税金の徴収機会が失われたとしている。この税額は、学校校舎167棟の建設費に相当するという。また、衣料品・アクセサリーの違法な販売により徴収されなかった税金額は、82の病院の運営費用に相当すると指摘されている。特に、煙草の非合法市場による影響は、5万6000人分の雇用、または病院・学校などの建設費1000棟分に相当するという。

 法務・公共保安省は声明で、不正な製品の密輸や取引、販売を撲滅するため、調査や情報収集、公共保安機関の強化や統合的な取締りを進めるとしている。声明によれば、連邦道路警察により今年押収された製品は、飲料9万2949リットル、タイヤ1万2445個、自動車燃料9836リットル、電気製品9万7884個、IT関連製品1万7322個、煙草908万6882カートンなどとなっており、1885人が密輸や海賊版製品に関与したとして逮捕されている。

 国税庁の声明によれば、同庁で今年上半期に計1642件の監視・摘発作戦を国内で実施した。この件数は16年同期比で10・13%増えているという。

2017年12月9日付け

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