遠方からの来場者も多数 大好評だった「生」の橋さん

 橋幸夫慈善公演には、隣国パラグアイやパラー州ベレン、首都ブラジリアなど遠方からも多くの観客が訪れたという。

 南マット・グロッソ州のドウラードスから来ていたのは、谷口さん夫妻。夫の史郎さんは年に1回、サンパウロ(聖)市内の病院で検診をしており、「娘が公演に合わせて病院を予約してくれたの」と妻のみどりさんは喜んだ。

 聖州タウバテ市から来ていたのは海藤晶子さん(61、2世)。母親が橋さんの大ファンだったと言い、「ラジオで曲が流れると、音量を大きくしていたのを覚えている。公演があると知り、『母のためにも絶対行かなきゃ!』と思った」と嬉しそうに話した。

 仲良し5人組で来ていた後藤スミコさん(73、大阪)は「最近の日本人歌手はよく分からないけど、橋さんは同世代の歌手。青春の歌が聴けるのが楽しみ」と目を輝かせた。

 40年前の公演にも足を運んでいたというのは、藤井郁子さん(87、愛知)。すでに40年の歳月が流れたことに「えっ」と驚き、「あの時は橋さんも若かったね」と当時を懐かしんだ。「今日は『沓掛時次郎』が聴けたら」と公演開始を待ちわびていた。

 公演後に話を聞いた武田満幸男さん(67、2世)の顔には満面の笑顔が浮かんでいた。橋さんのデビュー曲であり、今も高い人気を誇る「潮来笠」は「やっぱり良い曲」とにんまり。加えて「最後に日本の伝統的な曲を歌ったところも良かったし、素直に感動した」と大満足の公演となった様子だった。

 カラオケ講師の広瀬秀雄さん(73、神奈川)は「生(なま)の方が断然良かった。声のコントロールの仕方が本当に上手」と、その歌唱を絶賛した。また「今日歌った『佐久の鯉太郎』は日系社会では非常に人気の曲。こちらのツボを押さえたような選曲も良かった」と構成面にも賛辞を送った。

 会場では、前座をつとめたシューベルトまつださんが歌った「100万粒の涙」も好評。「CDは売ってないの?」「感動した」という声が各所から聞こえていた。

2017年3月7日付

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