那須氏から斉藤氏へ JICA伯国所長が交代

那須氏から斉藤氏へ JICA伯国所長が交代
斉藤新所長と前任の那須氏(右から)

 JICAブラジル事務所(サンパウロ出張所兼任)所長がこのほど、那須隆一氏(55、京都)から斉藤顕生(あきお)氏(52、北海道)に交代し、あいさつのため23日に両氏が来社した。

 2015年5月から1年11カ月の任期を勤めた那須氏は、ブラジル日系社会との関わりが仕事の半分を占めたとし、「ブラジル社会が、日系人が社会を作ってきたことを認識していることに感銘を受けた」とし、「そうしたことが知られていない日本で今後、ブラジルのことを発信していきたい」と強調した。

 また、日伯修好120周年を記念して15年10月、11月にブラジルを訪問された秋篠宮殿下ご夫妻に同行したことを振り返り、「日系社会の皇室への関わりが深いことを、改めて知ることができた」と述べた。

 14年8月の安倍晋三首相の来伯により、青年・シニアボランティアの人員を100人まで増加させることが発表され、現在86人のボランティアがブラジル各地で活動中。17年度中にボランティアはほぼ100人になるとし、日本語教師、高齢者福祉など従来の職種以外に、今後は柔道やバドミントンなどのスポーツ関連のボランティアも日系社会側から要請されており、17年度は新たにバイア州やレシフェ、ジョアン・ペッソーアなど北東伯にも派遣される予定だという。

 東京本部から18日に着任した斉藤新所長は、3年前にJICAトルコ事務所長として勤めたほか、1992年から95年まで民間企業の駐在員としてミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市やサンパウロ州カンピーナス市を拠点に働いた経験もあるそうだ。

 斉藤新所長は「那須所長は任期中にブラジリアからサンパウロに47回出張したと聞いていますが、私は60回はサンパウロに来たいと思います」と意気込みを示し、日系社会への支援とともに富士フイルム社による遠隔医療や自動車リサイクルなど技術協力プロジェクトにも力を入れる考えだ。

 なお、那須氏は帰国後、東京本部の監査室での勤務となる。

2017年3月29日付

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