雇用主によるFGTS積み立て 245億レアルが未払いの状態=財務省

雇用主によるFGTS積み立て 245億レアルが未払いの状態=財務省
FGTS口座に関する問い合わせに対応するため土曜日も営業を行うブラジリアの連邦貯蓄銀行支店(Foto: Marcelo Camargo / Agência Brasil)

 2015年末以前に発生した勤続期間保証基金(FGTS)の休眠口座からの資金引出し可能期間が10日に始まったが、雇用主がFGTS口座への積み立てを行っていなかったために引出しが不可能となるケースが報じられている。国家財務検察総局(PGFN)によると、休眠中のものを含み、FGTS口座への積み立てが正しく行われていない労働者は700万人以上に上るという。アジェンシア・ブラジルが10日付で伝えた。

 企業が支払うべき積立金の総額は245億レアル以上に達している。この額は、休眠口座からの資金引出しが可能となった今回の新たな措置で見込まれる引き出し額436億レアルの半分以上となっている。

 労働省では、雇用主のFGTS口座への積み立てを確認するため、従業員達が毎月連邦貯蓄銀行の口座明細書で確認するように勧めている。また、携帯電話やタブレット端末にFGTSのアプリケーションをダウンロードして確認する事も可能となっている。

 労働省でFGTSの監査を担当するジョエル・ダルシエ氏は、口座への資金積み立てが行われていなかったとの訴えは多く、今年だけで3081件の苦情が同省に寄せられたと説明している。2016年の苦情件数は6万8289件、15年は8万6541件に達したという。

 労働省では、積み立てが行われていない事に従業員が気付いた場合、組合を通じ、地域の労働省か労働裁判所に訴えることを勧めている。その際には、労働手帳や契約書など雇用関係を証明する書類と、FGTS口座の明細書を提出する必要があるという。

 国家財務検察総局は、現時点での245億レアルの未払い債務は、労働者の債権であり、また、同省の税務監査官による調査および監査の対象になる基金だと述べている。

 雇用者側の弁護と控訴の権利がある、税務上の通知と行政プロセスの開始後、債務が継続している場合、債権は合法管理、債務残高の登録、そして行政あるいは司法に請求するために、労働省から財務検察へ送付されるという。

2017年3月14日付

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