難民認定を受けた外国人 約半数がブラジルから移動か

 法務省が11日に発表したデータによると、過去7年間にブラジル政府から難民認定を受けた外国人は1万145人となっている。そのうち現在もブラジル国内で滞在している移住者は約5100人で、その他は連邦警察の登録において不活動の状態となっており、ブラジルを離れた可能性があるという。国内メディアが同日付で伝えた。

 国家司法審議会のデータによれば、ブラジルで現在審査中となっている難民申請は8万6000件に上る。国籍別で最も多いのはベネズエラで、全体の33%を占めるが、15~16年の期間の認定件数は18件のみとなっている。

 難民申請の数は、17年のみで約3万3800件が受け付けられており、その半数以上の1万7800件が、政治的または経済的な動機により自国を離れたベネズエラ人によるものだという。州別では国境を接するロライマ州が全体の47%を占め、サンパウロ州が28%で続いている。

 ベネズエラのほかに申請が多かったのは、キューバ人、ハイチ人、アンゴラ人だった。

 一方で、17年に難民申請が認められた外国人の国籍で多いのは、シリア(310)、コンゴ民主共和国(106)、パレスチナ(50)などとなっている。申請が認められた外国人の44%は30~59歳、33%は18~29歳、14%は0~12歳の年齢層で、全体の71%が男性だったという。

 ルイス・ポンテル国家司法局長は、ベネズエラ人はブラジルで登録されつつある段階だとし、法務省は「プロセスを迅速化するための新しいシステムを開発している」と説明している。 この調査では、昨年、どれだけ多くのベネズエラ人の申請が却下されたかについては触れられていない。

 難民申請が認められ、現在もブラジル国内で滞在することを選んでいる外国人の中ではシリア人が最も多く、35%を占める。その他、コンゴ人(13%)、コロンビア人(10%)、アンゴラ人(8%)、パレスチナ人(5%)が続いている。

 国家難民審議会(Conare)の総コーディネーター、ベルナルド・ラフェルテ氏は、難民が所轄機関の登録を更新しなかった理由は一つだけではないとし、「ブラジルを離れる結論に至った可能性や、登録の申告を怠った可能性、ブラジルへの帰化や他国籍の取得、死亡したケースもあるかもしれない」と説明している。

 法務省によれば、現在ブラジルに滞在している難民の半数以上(52%)はサンパウロ州内に居住しており、その他17%がリオ・デ・ジャネイロ州、8%がパラナ州を選んでいるという。ラフェルテ氏は、「これらの州で難民の割合が高くなっている事は新しい事ではなく、ブラジル国民の多くが、サンパウロを最大の経済勢力とみなしている事を反映している」と述べ、「雇用は、我々の社会に難民達を統合させる一つの方法である」と付け加えている。

2018年4月14日付

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