食事供給契約めぐる不正捜査 贈賄関与の疑いで企業家拘束=リオ州

 連邦警察と連邦検察庁は1日、リオ・デ・ジャネイロ州の公共機関への食事供給契約で不正が行われていた疑いで強制捜査を実行し、企業家のマルコ・アントニオ・デ・ルカ氏をリオ市内の自宅で予防勾留した。捜査当局によれば、ルカ氏は、州の学校や刑務所などへの食事供給契約で自身とつながりのあるとされる企業2社に便宜を図る見返りに、州政府側に月20万レアルの賄賂を支払っていた疑いがもたれている。賄賂は、カブラル元知事によって主導されていたグループに支払われていた疑いがあり、不正な資金の総額は少なくとも1250万レアルに上るとみられている。国内メディアが伝えている。

 連邦検察庁のエル・アジェ検察官とファビアーナ・シュネイデル検察官によれば、賄賂の支払いを通じ、この2社が州と契約する事業への参加を増やしていた疑いがもたれている。これらの契約は現在も続いている。

 エル・アジェ検察官によれば、同容疑者からカブラル元知事の資金オペレーターに対する賄賂の支払いはカブラル元知事が13年に辞任した後も行われていた疑いがあるという。暗号化されて送信されたテキストメッセージや電子メールから、捜査員達が20万レアルの手当支払いを突き止めたとし、支払われた資金の総額はさらに大きくなるとの見方を示している。

 カブラル元知事とこの資金オペレーターは昨年11月、州政府の契約にからむ汚職に関与した容疑で逮捕され、現在も勾留されている。

 今回の捜査で名前の挙がった2社が2011年から17年の間に州政府と結んだ契約の総額は70億レアルに達するという。うち1社は、08年の時点で6つだった州との契約が、15年には26となっている。同じグループに属しているもう1社も、16年の時点で41以上の契約を州と結んでいるという。

 1日の捜査では、州内の2軒の住宅と7つの企業の事務所で捜索・押収令状が執行され、3台の高級車と16点の芸術品、現金40万レアルが押収されている。

 令状を発行したリオ第7連邦刑事裁判所判事は、さらに、2016年リオ・オリンピック委員会に対しても、2社のうち1社と締結していた契約に関する情報を求める決定を下している。シュネイデル検察官によると、カブラル元知事が、辞任した後とオリンピック開催期間中に、同社から賄賂を受け取っていた疑いがあるという。

 企業側は声明で、州との契約は全て最低価格で落札したものだと説明し、いつでも捜査当局に説明する用意があるとしている。また、州政府に提供したサービスに対する支払いが7000万レアル滞っていると現状を説明している。

2017年6月3日付

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