飲酒事故の刑罰強化 刑期2倍、保釈判断は裁判所に

 飲酒運転で事故を起こした者に対する刑罰が19日、ブラジル全国で厳罰化された。

 同日付で伝えた伯字紙によれば、アルコールまたは他の向精神薬を摂取した後に車を運転して死傷事故を引き起こした者に対する罰則を強化することを目的としてブラジル交通法(Codigo de Transito Brasileiro)が改正され、19日施行された。

 改正されたのは大きく3点。アルコールや向精神薬を摂取した運転者が死亡事故を起こした場合(殺意がない場合)の禁錮刑の刑期はこれまで2~4年だったが、今回の改正で5~8年となった。また、重篤なけがを負わせた場合の刑期はこれまでの6カ月~2年から2~5年となった。そして、これらの刑期の長期化により、飲酒運転で死傷事故を起こして身柄を拘束された者を保釈(保釈金納付後に身柄拘束を解くこと)するかどうかの判断は裁判所が行うことになった。保釈についての判断はこれまで文民警察の担当捜査官の裁量に任されていたが、法律上、捜査官が判断できるのは最大刑期が4年までの罪に限定されているためだ。

 今回の改正ではさらに、違法な公道レースやドリフト走行などといった危険運転を行った者に対する罰則も強化された。危険運転(死傷者なし)を行った者にはこれまで違反点数10点と罰金2934・70レアル、免許停止処分が科されていたが、改正後はこれらに加えて6カ月~3年の禁錮刑が科される。なお、危険運転によって重篤な負傷者を生じさせた場合の刑期は3~6年、死亡者を発生させた場合の刑期は5~10年となる。

 報道によれば、ブラジル国内で発生した死傷者を伴う交通事故の約4割は、アルコールを摂取した運転者が関係しているとの統計がある。また、2016年の調査では運転者の7・3%が、飲酒運転をしていると認めている。

2018年4月20日付

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