高値続くコショウ国際価格 大きな下落ないとの見方濃厚

高値続くコショウ国際価格 大きな下落ないとの見方濃厚
来社した岡島さん

カスタニャール在住の岡島さん

高値続くコショウ国際価格 大きな下落ないとの見方濃厚
来社した岡島さん
 2011年9月ごろからコショウの国際価格が急騰し、その後も現在まで価格の高止まりの状態が続いている。昨年末には黒コショウの価格が1トンにつき1万ドルになるなど、同業界でも異例の高値となっている。パラー州カスタニャールでコショウをはじめ、カカオ、マホガニー(モギノ)などを生産して販売するなど、実業家として活動する岡島博さん(74、群馬)にコショウ価格高騰と世界の生産地の現状などについて話を聞いた。

 岡島さんによると、世界の主なコショウ生産国は熱帯気候のインド、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、スリランカなどの東南アジア諸国が多く、その中に南米のブラジルも含まれるという。近年、新しい生産国として注目されているのがベトナムで、世界の生産量の30~40%を占めるそうだ。

 2011年9月ごろまでのコショウの国際価格は、1トン当たり約3000ドル前後だったが、それ以降に急騰し、同年11月には1ドル約7000ドルとなるなど、倍以上の価格となった。その後も価格は下落するどころか上昇し続け、昨年末には1トンあたり1万ドルを超えた。

 今年に入って1トン=8000~9000ドルで推移しているとし、「市場操作で多少の上下はあるが、大きな下落はないと思う」と岡島さんは見ている。

 コショウの国際市場は人口が多い中国の消費量が大きく関与しており、中国を含めた世界の消費量は3~4%伸びているという。その一方で、欧米諸国では消費量が少なくなっているそうだ。

 現在、コショウの生産状況が良いのはベトナムで、昨年12月にベトナムのコショウ生産地の現状を自分の目で見てきた岡島さんは「ベトナムには小農が多く、生産コストが安い。ブラジルでは1トンあたりの生産コストが4000~5000ドルはかかるが、ベトナムではその半分以下で済む。また、ブラジルはフザリウム(根腐れ病)の影響でコショウ樹木の寿命が3年ももたないが、東南アジア諸国では約10年は寿命がある」とブラジルと東南アジア地域の土地の違いを感じている。

2016年2月8日付

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