鶏肉と豚肉の輸出 過去最大を期待 中国の需要増で

 ブタおよびイノシシに感染する家畜伝染病のアフリカ豚コレラが中国で猛威を振るっている中、ブラジルの食肉輸出業者らは2019年のブラジル産豚肉および鶏肉の輸出量が当初予想を上回って大幅に増加するだろうと期待している。

 8日付伯メディアによると、豚肉・鶏肉の輸出業者らが集まるブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)のフランシスコ・トゥッラ会長は同日、ブラジルの今年の豚肉輸出量は主に中国における需要の増大によって18年に比べて20%増加するとの見方を示した。18年末に発表された同協会の予想では、中国におけるアフリカ豚コレラ発生の影響はまだ考慮されておらず、ブラジル産豚肉の19年の輸出量は18年に対して3%増とされていた。

 中国では飼育されていた豚の多くがアフリカ豚コレラの発生後に殺処分された。この殺処分によって中国国内では豚肉の供給量が激しく不足し、中国は外国産の豚肉を求めることになる。しかし、中国の巨大な豚肉需要を満たすことができる供給国はない。その結果、中国では鶏肉をはじめとする豚肉以外の食肉の需要が高まるものとみられている。

 同協会のトゥッラ会長は、世界最大の鶏肉輸出国であるブラジルは19年に過去最大の鶏肉輸出量を記録することになると見込んでおり、ロイター通信の取材に対して「家禽(かきん=肉や卵などを利用する目的で飼育される鳥)の輸出は保守的にみて(18年に対して)10%拡大する。豚肉は20%以上伸びる」と答えている。

 今年4月には、ブラジル産豚肉の輸出量は18年同月に対して44.3%増大し、5万8100トンに上った。そして今年1~4月累計の輸出量は、全体の45%を占めた中国(香港を含む)向け輸出の伸びに引っ張られて18年同時期を10%以上上回った。また、今年4月のブラジル産鶏肉(生鮮肉)の輸出量は、政府統計によると、18年4月に対して30%以上増加した。

 ブラジル産の豚肉と鶏肉はいずれも16年に過去最大の輸出量を記録している。そして、その記録はいずれも19年に更新されるとみられている。トゥッラ会長の予想によれば、今年の豚肉の輸出量は16年の73万3000トンを上回る80万トン超に、そして鶏肉の輸出量は16年の438万4000トンを上回る450万トンに上る見込みだ。

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