鶏肉に続いて魚も 衛生問題でEUが輸入停止

 衛生上の問題があるとしてブラジルの食肉加工場20カ所からの鶏肉の輸入を停止している欧州連合(EU)は、今度はブラジルからの魚の輸入を停止した。17日付で伝えた伯メディアによると、この禁輸措置はこれまでEUへ魚を輸出していたすべてのブラジル企業が対象となる。

 EUは声明の中でブラジルの農牧食糧供給省に対して「EUへ漁業製品を輸出する資格をまだ有しているブラジルのすべての漁業施設と船舶をリストから外している」と伝えた。

 ブラジルからEUへの魚の輸出は、ブラジルの漁船の衛生検査が欧州の複数の政策に適合していないとEU当局が指摘した2017年12月から、ブラジル政府主導によってすでに中断されている。

 農牧食糧供給省はEUの要件に合致させるための計画を提示したが、EUは、ブラジルの当局者らからの回答は「ほとんどの勧告にとって満足できるものではない」と主張している。

 今回のEUからの通知はブラジル水産工業会(Abipesca)にとっては「すでに告知されていた死」だ。同会のクリスチアノ・ロボ政府関係担当理事は「これは技術的な問題によって覆い隠されたEUの商業的攻撃だ。ブラジルは漁船の衛生検査を行っていないと彼らは主張するが、それは食品の安全と無害を保証しない技術的な細かいことだ」と話す。

 ロボ氏は、EUとの交渉における農牧食糧供給省の姿勢を批判し、業界自身によって提案された多くの解決策は無視されてきたと明かす。

 ブラジル水産工業会のデータによると、ブラジルは年間約2億7000万ドルの魚を輸出しており、このうちの14%、約4000万ドルはEUに向けられている。数量ベースではマグロが、そして金額ベースではロブスターが、それぞれ主要な輸出品目となっている。

2018年5月18日付

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