鶏肉輸出が縮小 禁輸措置と生産コスト響く

 ブラジル産鶏肉の2018年第1四半期(1~3月)の輸出量は前年同時期を5.6%下回る101万7000トンにとどまった。輸出額は16億500万ドルと、17年第1四半期に対して12%落ち込んだ。ブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)が3日発表、伯メディアが同日付で伝えた。

 同協会によると、欧州市場向けの輸出の中で大きなシェアを占める塩漬け肉の出荷量が今年3月に50%近い落ち込みを記録した。同協会のフランシスコ・トゥッラ会長は声明の中で「今年は同業界にとって有望な年とされていたが、生産コストの上昇と、ブラジル自身による欧州連合(EU)向けの工場の停止措置が、四半期の結果にマイナスの影響を与えた」と説明している。

 連邦政府は今年3月、食の安全に関する継続捜査においてブラジル最大の鶏肉加工業者であるBRF社に対する複数の申し立てがなされたことを受けて、BRF社によるEU向け輸出を一時的に中止させた。また、農牧食糧供給省によると、BRF社以外の数社もまた、EUのルールを順守していないとして輸出を禁じられた。

 同協会によると、18年第1四半期にはブラジル産豚肉(生鮮肉)の輸出量も前年同時期を下回り、16%減の12万9300トンにとどまった。これには、ロシアによる輸入停止が影響している。

 なお、ブラジル産豚肉の主要市場の一つである中国による輸入は安定的に増大しており、この増大傾向は中国が米国産豚肉に対して25%の関税を課すことにした後も続くものとみられている。

2018年4月7日付け

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