黄熱病予防接種を呼び掛け 聖州海岸都市全域で流行

 サンパウロ州保健局は6日、北部海岸都市ウバツバ市から南部海岸都市カナネイア市までの広範囲に及ぶ海岸地帯で、黄熱病のウィルスが広がっていることから、黄熱病予防接種をまだ受けておらず、年末祝祭日にサンパウロの海岸へ旅行する場合には、その10日前にワクチン接種するよう注意を呼び掛けている。7日付エスタード紙が報じた。

 同州疫学監視センター(CEV)のレジアネ・デ・パウラ理事は、「過去40日間に、カラガタツーバ市で感染した患者1人が亡くなっている。感染した多くの猿も死んでいる。森林に囲まれた地域であり、その間でウィルスが流行している」と述べている。

 州の観光局によると、今月の祝祭日から来年3月のカーニバルまでの期間に、同州海岸地帯には約1000万人が訪れるといい、「これらの地域に行く予定を立てている場合、予防接種を受けたかどうか確認する必要がある。これは、地域住民にも当てはまる」と述べている。

 各都市の市役所は、予防接種を強化しているが、そのカバー範囲が低い都市もあるという。例えば北部海岸地域のカバー範囲は85%以上に達しているが、バイシャーダ・サンチスタでは55%に留まっており、「リスクを知っていても、予防接種を拒否する人がいるなんて信じられない」と語っている。

 5日にアドルフォ・ルッツ研究所では、この地域で黄熱病による死亡者を確認している。26歳の男性で、黄熱病の予防接種を拒否しており、働いていたカラガタツーバ市の農村部で感染したという。レジアネ理事によると、現在は流行前期間であり、12月から5月までが流行期間のため保健所で予防接種を受ける必要性を強調しており、「州内の全ての都市にワクチンが供給されているが、現段階では、既に危険にさらされている都市や黄熱病のケースが報告されている地域を旅行する人を優先している」と述べている。

 ソロカバ市で広告業を営むダニエル・ゲデスさんは、北部海岸都市イーリャ・ベーラ市に旅行するため、家族全員が予防接種を受けたといい、「最近はコルンバ市(MS)とボリビアに旅行した。既にその際に予防接種を受けている」と述べている。ある企業の事務管理者ビニシウス・シマオさんは、サントス市で大学に通う恋人デボラ・マルチンスさんに会うため、いつもサントスに行くといい「キャンペーンが始まったと同時に予防接種を受けた」という。

2018年11月9日付

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