FGTSの積み立て不足 影響は2500万人に

FGTSの積み立て不足 影響は2500万人に
リオ・デ・ジャネイロ市でFGTS休眠口座の資金引出しのため連邦貯蓄銀行支店を訪れた市民(3月10日)(Foto: Tomaz Silva / Agência Brasil)

 2015年末時点で休眠状態となっている勤続期間保証基金(FGTS)口座からの資金引出しが先月10日から可能になったが、かつての雇用主がFGTSへの積み立てを正しく行っていなかったことが発覚したケースが報じられている。この問題は休眠口座に限らず、現在雇用されている労働者のFGTS口座でも起きているという。G1サイトが3月30日付で伝えた。

 雇用者は給与総額の8%を、毎月FGTS口座に積み立てる義務がある。例えば、もし1000レアルの給与を受け取っている場合、月80レアルとなる。この金額は、勤続年数の増加や13カ月目給与、休日出勤、残業や夜間勤務などに伴い増加する。

 しかし労働省によると、約300万の雇用主について、FGTSの積み立てで何らかの不正の形跡があるという。その内容は、積み立ての不足から、積み立てるべき金額以下の預金まで様々で、影響を受ける労働者は約2500万人に達するという。

 1年前に現場職人の助手として初めて正規雇用された男性の場合、FGTSの事は気にしていなかったが、半年前に口座に全く積み立てられていない事を知ったという。この男性は、「我々に対する責任感が欠けている。雇用者は、毎月積立金を預金する必要がある」と述べている。

 匿名希望の溶接工も同じ問題に直面している。もう10年以上の間、定期的な預金が行なわれておらず、積み立てを行わない月や、行っても少ない額の場合などがあるという。

 この溶接工は、連邦貯蓄銀行のターミナルで毎月残金を確認するようになってから知るようになった。現在は、携帯電話でもFGTSのアプリをダウンロードして、無料で残高を確認する事ができるようになっている。毎月の積立額のメッセージも受け取る事ができるが、この場合は同銀行ののサイトで事前に登録しておく必要がある。

 積み立てを滞納していた雇用者は、支払わなかった積み立て額に対する罰金に加えて利子も支払う必要がある。報道では、疑問がある労働者は、まずその企業に尋ねるべきとする弁護士の意見が紹介されている。

 労働省では、FGTSの積み立てを電子的に管理する方法を、さらに向上するために努力していると表明している。

2017年3月4日付

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