FGTS休眠口座の資金 不正引き出しで17人逮捕=リオ州

 2015年末以前に発生したFGTS(勤続期間保証基金)口座に関して、連邦貯蓄銀行は8日から、12月生まれの労働者による資金引出しの受け付けを開始した。一方で、同日には、リオ・デ・ジャネイロ州で、他人の個人データを利用した不正な資金引出しの疑いで17人が逮捕されている。国内メディアが伝えた。

 FGTS口座からの資金引出しは、今年3月から、労働者の誕生月に応じて順次可能となってきた。最終的な引出し可能期間は今月31日までで、それ以降の引出しは不可能となる。該当する口座を有する12月生まれの労働者はのべ250万人以上で、引出し可能な口座の資金総額は35億レアル以上になる。

 リオでの捜査作戦には160人の捜査員が参加し、連邦貯蓄銀行も協力した。作戦にあたり、州内65カ所の同銀行支店で監視を行ったという。

 連邦警察によれば、利用された労働者の個人データは、FGTS口座の残高確認に関する連邦貯蓄銀行の偽のホームページに誘導してデータを入力させる手口で集められた。その偽のホームページ作成者から、資金を引き出す他の犯罪者にデータが転売されていたとみられている。 

 リオ州で逮捕された容疑者の中には、他州の人間もおり、外国人も2人含まれている。資金の引出しは、身分証明書類の提示が必要なく、現金自動預払機で引出しが可能な1500レアル以下にしていたとされる。

 リオのほか、同日にはサンパウロ市で6人、サンパウロ州沿岸部のサントスで7人が不正な引出しの容疑で逮捕されている。

 警察によれば、12月生まれ対象の引出しにおける被害はリオ市だけで100万レアル、全国では800万レアルに達する可能性があるという。リオ市では8日の時点で16万レアルが回収された。

2017年7月11日付

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