INSSの給付金 4万件以上で不適切な支給=CGU

 国家透明性総監督省(CGU)は10日、国立社会保険院(INSS)により支払われている給付金のうち、年金や諸手当、恩給など計4万4600件の支給について不適切な支払いが行われた形跡があるとする監査報告書を公表した。これらの支給による連邦政府の支出は月3700万レアル、1年間で4億8400万レアルに達するという。10日付アジェンシア・ブラジルなど国内メディアが伝えた。

 給付金の累積は、様々な法規定により禁止されている。例えば1991年の法律8213号では、2つの年金の受給、あるいは年金と疾病手当の両方の受け取りを禁止している。79年の法律83080号では、既に社会保障の別の制度に加入している受給者に、農業労働者扶助を支払う事を禁止している。

 CGUは、2017年3月以降の支払い明細書で、96種類の給付金について調査を行なった。問題が見つかった4万4600件の給付のうち、1万3000件は10年以上支払われており、停止される事になるという。その他の3万1000件の給付は金額が訂正される可能性がある。これらの給付にかかる支出は年間3億3600万レアルとなっている。

 不適切とされる支給で最も多かったのは、事故手当と年金の重複(1万2800件)、疾病手当と事故手当の重複(8300件)、遺族年金の重複(7100件)となっている。これらの他、2件の年金を受給していたケースや、これに加えて疾病手当や農業労働者向け補助金を受け取っていたケースもあったという。

 CGUの調査結果は、不当な給付の重複を打ち切り、その金額を国庫に返還する要請と共にINSSに送付されている。CGUはまた、問題を特定して新たな不適切な支給を避けるために、支払いを行なう際の情報管理システムを改善するよう勧告している。

 CGUは、INSSが特定された問題を解決するための措置を伴う行動計画を提出する期限として、今月30日までの期間を設定している。

 同報告書は連邦検察庁と連邦会計検査院、連邦警察にも送付されており、不正が是正されなかった場合に、必要な手続きが採られる可能性があるという。

2018年1月13日付け

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