JHは日系社会を疎外? 県連代表者会議で疑問の声

JHは日系社会を疎外? 県連代表者会議で疑問の声
代表者会議でジャパンハウスの説明を行う中前総領事(奥中央)

忘年会では一年の労をねぎらい

JHは日系社会を疎外? 県連代表者会議で疑問の声
忘年会での乾杯の様子
 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の12月度代表者会議と忘年会が15日、サンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区の栃木県人会館で行われ、午後4時からの会議には54人が出席し、同7時からの忘年会には約80人が出席した。会議では、冒頭に在聖日本国総領事館の中前隆博総領事から2017年5月に開館予定の「ジャパンハウス(以下、JH)」に関する概要説明が行われた。

 中前総領事によるJHの概要説明後、川合昭秋田県人会長が「どうしても日系社会は(JHから)疎外されているように思う。ブラジル日系社会とどう関わっていくのか」と率直な質問を行った。

 同総領事は「2、3カ月ごとに変わる企画展で都道府県が関わる際は、県人会と情報を共有させてもらい、意見やアドバイスを頂くことがある」と答えた。また、「JHは現代の日本の目を通して伝統的な文化を紹介し、日本の多様な魅力を伝えていくことが目的」と説明し、「その中で日系社会とお互いに連携しながら、それぞれの役割を果たしていきたい」と主張した。

 続いて、各種報告では田呂丸哲治第1会計から11月度の会計報告が行われた。11月度の総収入は1万8544・22レアル、総支出は12万6109・88レアルが計上された。

 議題では、市川利雄副会長から「都道府県人会アンケート」について説明があった。同アンケートで県人会の細かい調査を行い、結果を日ポ両語で作成することにより、各県人会が県庁などの機関と交渉を行う際に利用してもらうことを目的としている。

 また、ASEBEX講習会が来年1月9日から2月3日の20日間の日程で、午後7時から同10時まで聖市ビラ・マリアーナ区の北海道協会会館(Rua Joaquim Távora, 605)で開催されることが高野ジョージ副会長から案内があった。高野副会長は「ASEBEXは県人会を経由して学生が日本へ研修や留学をしているのに、県連と一切つながりがないことに疑問を感じる。県連の傘下に入るべきでは」と意見を述べた。

 引き続き、川添博長崎県人会長が毎年1月1日にブラジル日本文化福祉協会で行われていた新年祝賀会が今年は6日夜に開催されることに対して、「1月1日は特別な日。日本文化に対するレスペイト(尊敬)がないのでは。再考していただきたい」と主張した。しかし、山田会長から「1月1日はどうしても人が集まらない。批判覚悟で6日になったので了承してほしい」と却下された。

 その後は忘年会に移り、山田会長が「つたない私ですが何とか会長をやらせていただきました。来年もご援助のほど、よろしくお願いします」とあいさつを述べた。本橋幹久前会長が乾杯の音頭を取り、羽藤ジョージ聖州議や那須隆一JICAブラジル事務所長などの来賓も加わり、今年の労をねぎらいあった。

2016年12月23日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password