JICA日伯医療福祉セミナー 医療分野特化の訪問団が講演

JICA日伯医療福祉セミナー 医療分野特化の訪問団が講演
会場の様子

 国際協力機構(JICA)ブラジル事務所・サンパウロ出張所(那須隆一所長)主催の「日伯医療福祉セミナー」が、23日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区のサンパウロ日伯援護協会5階の神内ホールで開催された。

 このセミナーでは、JICAから派遣された「ブラジル日系医療機関との連携調査団」が、それぞれの分野について講演。会場には日系病院関係者や在伯日本企業の関係者ら76人が訪れ、講演に耳を傾けた。

 JICAブラジル事務所の佐藤洋史次長と援協の与儀昭雄会長のあいさつに続き、団長でJICA中南米部審議役の斉藤顕生さんがJICAの活動内容について説明。同訪問団が医療分野に特化した初の訪問団だと話し、「今回の派遣が何らかのビジネスにつながれば、それが日伯間の長い協力につながると考えている」とその目的を述べた。

 その後、医療コンサルティングや医療福祉機器分野、在宅医療についてなど、10人の団員がそれぞれの発表を行った。

 東京女子医科大学の上塚芳郎教授は、早稲田大学と共同で立ち上げた研究所「TWIns」について話し、「再生医療の研究をしている。患者の細胞から作成する細胞シートを開発し、体内に貼るなどして治療に用い、好評を得ている」と述べた。

 また、食道がんの内視鏡治療時には、狭窄(きょうさく)が起こりやすいが、細胞シートを貼ると狭窄が起こらない効果もあるなどの使用例を紹介。結びに「ブラジルの大学と共同研究を行い、臨床応用ができたら素晴らしいと思う」と今後に期待した。

 休憩後は伯国側から国内の医療機器市場や高齢者福祉について講演が行われ、セミナー後開かれたは懇親会では、日伯の医療福祉関係者が交流を深めた。

2017年1月25日付

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