JICA横浜国際センター 朝熊所長らが視察で来伯

JICA横浜国際センター 朝熊所長らが視察で来伯
佐藤次長、朝熊所長、石川氏(左から)

JICA横浜国際センター 朝熊所長らが視察で来伯
佐藤次長、朝熊所長、石川氏(左から)
 4月1日からJICA横浜国際センターの所長兼海外移住資料館館長に就任した朝熊由美子氏(大阪、52)と、同センターの市民参加協力課で日系社会支援事業を担当する石川苑子氏(32、静岡)がパラグアイ訪問後にブラジルを視察に訪れ、14日、あいさつのため来社した。

 朝熊氏は3月までJICAブータン事務所長を務めており、南米に訪れたのは今回が初めてという。多くの日本人が横浜港から世界へと移住した歴史とJICAの前身団体がかつて移住事業を担ってきた経緯から、JICA横浜は「日系研修」や「日系社会ボランティア」などの日系社会支援の拠点となていることを特徴に挙げ、「現地の状況を知ることが何より大切」と朝熊氏は訪問の意義を語った。

 また、JICA横浜には海外移住資料館が併設されている。年間の来館者数は約4万人に上るが日本人が多く、日系人の来場者は少ないという。資料館に、より多くの人に足を運んでもらうようPRすることが来伯のもう一つの目的だそうだ。

 「東京五輪も控えているので日本を訪れる人はもっと増えるはず。違った側面から、日本移民がブラジルの国づくりにどう貢献されてきたかよく分かると思う。特に、2世や3世の方に自分のルーツとなる先祖が海外に移住した経緯を知ってほしい」と朝熊氏は同館の魅力を語った。

 朝熊氏と石川氏は、日系3団体や日伯友好病院、サントス厚生ホームなどの日系施設に、着任のあいさつと現在のニーズの調査のため訪問した。15日はサンパウロ州ピラール・ド・スールとコロニア・ピニャールを訪れ、実際に移住地を視察した。

 JICAブラジル事務所・サンパウロ出張所の佐藤洋史次長は「JICA横浜は日系社会支援の中核的組織。実際に見てもらうことで日系社会への理解が深まったと思う」と話し、日系社会支援のさらなる発展に意気込んだ。

 朝熊氏は「ブラジルに移住された日本人は、日系人だけでなく非日系人にも貢献できる活動をされているのが印象的」と伯国訪問の率直な感想を語り、「日本語を話さない日系人でも参加できるような研修や、地方創生につながるような研修が日本全国でできれば。サンパウロの出張所と相談しながら新たなニーズに合わせて日系社会を支援していきたい」と抱負を語った。

2016年9月24日付

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