MPL「この戦いに休戦はない」 乗継運賃値上げで市長に抗議=サンパウロ 

 サンパウロ州の地下鉄(Metro)及び近郊都市電車(CPTM)とサンパウロ市の路線バスを乗り継ぐ際の料金が15日、従来の5.92レアルから6.80レアルに値上げされた。値上げ後最初の平日となった17日には乗り継ぎ利用客らから、「運賃は上がったがサービスの質は相変わらず低いままだ」などという不満の声が聞かれた。

 17日付伯メディアによれば、公共交通機関の無料化などを訴え、バスや地下鉄の運賃が値上げされるたびに大規模な抗議デモを行ってきた市民団体「MPL」(Movimento Passe Livre)は同日朝、サンパウロ市内南部のコロンビア通りの道路上でタイヤを燃やすなどして今回の値上げに抗議した。現場はサンパウロ市のジョアン・ドリア市長(PSDB)の自宅に近い。

 MPLは交流サイト「フェイスブック」上で発表した文章の中で、この日の行動は「郊外に暮らす人々をますます遠ざけるこの不当な値上げに対する最初の抵抗だ」とした上で、ドリア市長に対し「我々はあなたが考えているよりもあなたの近くにいる。改札機がある限り、運賃がある限り、そして社会的不当行為がある限り、この戦いに休戦はない」と宣戦布告した。

 ドリア市長は2016年に行われた市長選挙の際に、17年には同市の路線バスの運賃を値上げしないと約束した。そしてその公約通り、同市のバス運賃は現在も昨年来の3.80レアルに据え置かれている。しかしMPLは、ドリア市長はジェラルド・アルキミン同州知事(PSDB)の政治的代子として、乗継運賃の引き上げを差し止めた州裁判所の決定を覆す手助けをしたとみている。

 MPLは「市長の唯一の目的は、市民が日々受けている痛みと圧迫から利益を得ている自分の友人達、バス会社の経営者らを喜ばせることだ。市長はアルキミン知事とともに、公共交通機関を改善するための方策を見つけるのとは反対に、値上げを禁じた差し止め命令を覆すために力を合わせることを選んだ」としている。

 報道によると、この抗議行動の様子を撮影していた独立系メディアのカメラマン2人が警察によって逮捕され第15管区警察署へ連行されたが、逮捕理由などは分かっていない。

2017年4月18日付け

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