PIPA発表会に400人が来場 「大発見」テーマに成果を披露

PIPA発表会に400人が来場
太鼓の演奏を発表する生徒ら

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)傘下の自閉症児療育施設(PIPA)主催の発表会が、6日午前 時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協大講堂で開催された。今年は「大発見」をテーマに、PIPAに通う 人の生徒らが日頃の踊りや楽器の演奏の成果を披露した。会場には約400人(主催者発表)の来場者が集まり、生徒らのショーを楽しんだ。

 PIPAの施設長に新しく就任した佐藤マリオリカルド氏( 、3世)によれば、同施設には現在4人の日系人、 人の非日系人が通っているという。現在は5歳から 歳までの子どもが通っており、 歳と 歳の青年はPIPAを卒業後、日伯友好病院で働くなど就職先も世話をしている。

 発表会は、佐藤施設長が初めにあいさつを行い、援協の洲崎順副会長、野口泰在聖総領事、JICA聖出張所の佐藤洋史次長らが祝辞を述べた。続いて、音楽療法士のドナ・エステルさんが司会を務め、生徒らが練習してきた出し物の発表が行われた。

 PIPA運営委員長の井上健治氏によれば、発表会の衣装は全て母親たちの手作りによる寄付。出し物で使われた一輪車や竹馬、キックボードなどは、日本から寄付された物を利用している。また、生徒らは文協大講堂で5日間練習を行い、当日の発表会に臨んだそうだ。

 第一部では、教師と生徒らが手作りした森をモチーフにした飾り付けを背景に、踊りや楽器演奏を披露。第二部では、「愛を探す」ことをテーマにした演劇仕立ての出し物で、生徒らは一輪車や竹馬などの道具を器用に乗りこなした。また、和太鼓の演奏も見事に揃っており、生徒らの成長ぶりに会場は拍手喝采し、涙する人の姿も見られた。

 発表会終了後、畑上ラファエロくん(7、4世)の母親の畑上フェルナンダさん( 、3世)が本紙の取材に答えた。ラファエロくんは、3年前からPIPAに通い始めたが、それ以前は買い物に一緒に行けず、偏食も激しかったそうだ。フェルナンダさんは「母親として何をすべきか知識はあったが、具体的に何をすべきか知らなかった」と話す。しかし、PIPAに通い始めてから親を対象として講習会を受け、時には厳しい言葉をかけられながら施設と一緒に教育に取り組み、偏食の改善やトイレへ一人で行けるように成長したと話す。今回の発表会では、観客や照明など様々な刺激があるため心配していたというが、「練習の成果を見事に見せて、我が子ながら凄いと思った」と喜んだ。

2018年10月17日付

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