15年間で3.8万件の殺人 90%は犯人特定に至らず=リオ市

15年間で3.8万件の殺人 90%は犯人特定に至らず=リオ市
今年4月にリオ市マンギーニョス地区の住民らが行った暴力反対を訴える行動(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 リオ・デ・ジャネイロ州公安研究所のデータによると、リオ・デ・ジャネイロ市で2002年以降の15年間に記録された殺人事件は3万8000件に上る。1日平均7人が殺害されている計算になるという。G1サイトが12日付で伝えた。

 これらの殺害件数には、警察と犯罪者達の衝突で起きた死亡、違法な民間武装集団や麻薬組織が支配する地域における住民の犠牲、喧嘩や殺人、流れ弾による犠牲者などが含まれている。これらの殺人の90%は犯行の命令者、実行者を見つけることができなかったという。

 国家検察審議会(CNMP)のデータによると、09年に始まった6073件の捜査のうち、8年が経過した現在、起訴に至ったケースは150件のみとなっている。1512件は保管措置とされ、40件は殺人事件から殺人未遂事件に切り替えられた。4371件は、いまも捜査が行なわれているという。

 リオ市では、今世紀の最初の10年間には殺人件数が減少してきていたが、その後再び増加傾向に転じているという。この増加は、平和維持警察部隊(UPPs)プロジェクトの大半において警察官と麻薬密売人の抗争が再燃している状況と時期を同じくしている。警察官の成果アップを支援する目標達成プログラムも放棄されている。

 専門家達は、こうした点と、リオ市における暴力的な死亡が再び増加傾向にあることの関連を指摘している。また、多発している貨物強盗事件撲滅に注力している中で現在の状況を逆転させる事は困難だとも指摘している。

 現在、リオ市の文民警察殺人事件課では220人の警察官と12人の鑑識専門家、10人の法医学者で、月平均1324件の殺人事件を捜査している。死亡事件の約80%は銃器によるもので、その遺体は貧民街や孤立した場所の路上で発見されている。

 遺体は様々な口径の銃で撃たれており、1発から、中には20発撃たれたものもあるという。ほとんどの場合、被害者達は、殺害された地点から離れた場所に放置された状態で発見されている。文民警察によると、こうしたやり方は通常、武装集団や麻薬密売人によって行われるものだという。

2017年6月15日付

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