16年は794人が死亡 ネッタイシマカ媒介の病気で

 ネッタイシマカがウィルスを媒介するデング熱、チクングニア熱、ジカ熱に起因するとみられる昨年の死亡者数は、12月24日までに少なくとも794人が記録された。厚生省が発表した流行病学報告書のデータとしてアジェンシア・ブラジルが23日付で伝えた。

◆デング熱
 デング熱感染疑いの報告は、全国で149万6282件に上った。10万人あたり731人の割合となっている。デング熱に起因するとみられる死亡件数は629件で、現在確認のため調査が行われている。15年度の感染疑い報告は167万7013人だった。

◆チクングニア熱
 16年12月中旬までに、チクングニア熱の可能性があると診断された患者数は26万5554人で、10万人あたり129・9人の割合となっている。昨年の感染疑い報告は、15年の3万8499件から約6倍の増加となっている。チクングニア熱による昨年の死亡者数は159人で、前年の14人から大きく増加している。

◆ジカ熱
 2016年12月中旬までにジカ熱の可能性があると診断された患者数は21万4193人で、10万人あたり104・8人の割合になっている。研究所でジカ熱による死亡と確認されたケースは6件だった。妊婦に関しては、1万6923人の感染疑い報告のうち1万820人は臨床疫学テストまたは研究所のテストによって確認されている。

 ジカ熱の感染疑いについては、16年2月以降、保健システムへの報告が義務付けられている。

◆症状
 全般的にこれら3つの病気の症状は、発熱、頭痛、関節痛、吐き気、発疹(発疹や身体の赤い斑点)を引き起こす。しかし、この3つの病気には、いくつかの異なった症状が見られている。

 ジカ熱の場合、その症状は穏やかで、感染していてもいずれの症状も現れない場合がある。しかし、感染後24時間以内に激しいかゆみを引き起こす赤い斑点が現れるケースが特徴となっている。

 このウィルスによる発熱も低く、関節の痛みも軽いという。さらにこの病気により、結膜充血(刺激で目が赤くなるが分泌物やかゆみがない)や筋肉痛、頭痛や腰痛などの症状も現れる。

 チクングニア熱の場合、強い関節痛が主な症状となっている。特に指や足首、手首など手のひらや足の裏にも痛みを感じるようになる。痛みがかなり悪化して体の動きを妨げる場合もあるという。熱が引いた後に痛みが数カ月続く事もある。

 デング熱の主な症状は、強い頭痛を伴う高熱で、眼痛、倦怠感や筋肉や骨の強い痛みなどの症状も現れる。また発熱3日目ごろから上半身に発疹や赤い斑点などの症状が現れるのも一般的な症状となっている。下痢や嘔吐、咳や鼻詰まりなどの症状が現れる場合もあり、他のウィルス性の病気と混同する場合もあるという。

2017年1月27日付け

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