17年のインフレ率2・95% 政府目標値を下回る

 ブラジルの2017年の公式インフレ率は政府が定めるインフレ目標の下限(3.00%)よりも低い2.95%だった。年間のインフレ率がインフレ目標を下回ったのは、1999年に目標設定制度が導入されてから初めてのことだ。また、2.95%というインフレ率は98年に記録した1.65%以来の低さだ。ブラジル地理統計院(IBGE)が10日発表、伯メディアが同日付で伝えた。

 昨年のインフレ率がここ19年間で最も低いものになったのは、政府の公式インフレ指標である広範囲消費者物価指数(IPCA)をまとめる際に調査対象となる品目群の中で最も大きな影響力を持つ「食品・飲料」の価格が下落したことによる。主な品目群の物価は「教育」が7.11%、「健康・パーソナルケア」が6.52%、「住宅」が6.26%などと軒並み上昇した。しかしそれらとは反対に「食品・飲料」は1.87%の物価下落をみせ、「住宅用品」の物価も1.48%下がった。

 消費者物価指数の調整を分析するフェルナンド・ゴンサルベス氏は、これから食料品価格の「再調整」が起こるとの見方を示している。同氏は「食品価格は昨年の豊作によって大きく下がった。(食品価格が)今から大きく上昇する傾向にあると言うことはできないが、これらの価格の再調整は起こるはずだ」としている。

 ゴンサルベス氏はまた、インフレ率は18年には「正常に戻る」はずだと主張。インフレ指数を大きく上下させるような異常な現象は今年は起こらないだろうとの考えを示した。

 企画開発行政管理省は声明の中で、インフレは17年に「大幅な低下を示した」と強調し、「市場のアナリストらは18年について、ボレチン・フォーカス(中央銀行の週次レポート)によると、インフレ率は4%以下にとどまり、再びインフレ目標の中央値を下回ると予想している。コントロールされたインフレとともに、ブラジルは今現在雇用を創出し世帯所得を増加させている経済成長の回復プロセスに継続性を与えることが可能だ」と述べている。

2018年1月11日付け

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