2月の国外旅行支出 ここ3年間で最少に

 ブラジル中央銀行(BCB)が25日公表したデータによれば、ブラジル人らが2019年2月に国外旅行で支出した金額は13億200万ドルだった。この額は18年2月の14億500万ドルに比べて7.33%少なく、2月の国外旅行支出額としては8億4100万ドルだった16年以降で最も少ない。2月の結果により、今年に入ってからの同支出額は累計で29億9100万ドルとなった。これは18年同時期の34億700万ドルに比べて12.21%少ない。伯メディアが同日付で伝えた。

 ブラジル人らによる国外旅行支出の落ち込みは主にドル高の影響だと考えられている。中銀によると、今年2月の平均為替レートは1ドル=3.75レアルと、18年2月(1ドル=3.24レアル)に比べて一段とレアル安ドル高だった。また、1~2月の平均は、18年は1ドル=3.22レアル、19年は1ドル=3.73レアルだった。

 一方、ドル高がプラスに作用すると思われる外国人旅行者らによるブラジル国内での旅行支出はどうだったのか。中銀によると、19年2月に外国人旅行者らがブラジルに落とした旅行絡みの支出は5億4100万ドルと、18年2月の6億1100万ドルに対して11.46%減と大きく沈んだ。この結果、19年1~2月累計は、18年同時期の13億9000万ドルに対して10.43%減の12億4500万ドルとなった。

 ブラジル政府は同国の旅行・観光産業を刺激するために、ブラジルを訪れる米国人、カナダ人、オーストラリア人、日本人を対象とした査証(ビザ)取得免除の大統領令を発したばかりだ。この査証免除措置は今年6月17日に発効するが、治安の悪さや感染症の流行などといった旅行者が敬遠したくなるような問題をいろいろと抱えている国をわざわざ訪れる外国人は、査証取得が不必要になったからといって爆発的に増えることはないだろう。

2019年3月25日付

コメント0

コメントを書く

Login

Welcome! Login in to your account

Remember me Lost your password?

Lost Password