2月の小売り0・2%縮小 失速したが回復軌道は維持

 ブラジルの小売業全体の2018年2月の売り上げは、季節調整済みの値で前の月に対して0・2%縮小した。ただし、17年2月に対しては1・3%拡大し、前年同月に対しての増大はこれで11カ月連続となった。ブラジル地理統計院(IBGE)が12日発表したとして、伯メディアが同日付で伝えた。

 1月に対して0・2%売り上げが落ちるという今年2月の残念な結果は主に、小売業界全体の売り上げの中で大きな比率を占める「ハイパー/スーパーマーケット・飲食料品・たばこ」部門の売り上げが0・6%縮んだことによる。同部門のほかには「繊維・衣類・履物」が1・7%縮み、「個人及び家庭内使用のその他製品」の売り上げも0・8%落ちた。

 小売り全体として売り上げが0・2%縮小したにもかかわらず、IBGEでサービス業と商業のコーディネーションマネジャーを務めるイザベラ・ヌネス氏は、小売業の業績回復の傾向は維持されているとしている。

 同氏は「2月に入ったところで、小売業界は回復軌道は維持したが、回復のペースを失った」と認めた上で、「小売業界の振れは、売上高が一定の安定した水準に寄り集まっていることを示している。2月の売上高の水準は17年9月とまったく同じだ」としている。

 今年2月の小売りの販売ボリュームは、過去最高記録である14年10月のボリュームを8・5%下回っている。また、自動車並びに建築資材の販売をも含む広範囲小売り(varejo ampliado)の売り上げは、過去最高を記録した12年8月を15・1%下回っている。

 ヌネス氏は「小売販売の回復は労働市場の回復によってもたらされる。しかし、雇用の不安定さがあり、登録雇用(正規雇用)の労働者数は少なくなっている。それに加えてこの国にはまだ1310万人の失業者がおり、それによって消費が制限されている。小売りの回復は労働市場が雇用の質において回復を遂げる速度に左右される」としている。

2018年4月13日付

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