2010年7月6日付け

 このたび初めてブラジルを訪れた小井出桂子さんが、母親の伊勢子さんから伝え聞いた話によると、1913年に渡伯する直前に西本願寺にお参りに行き、家族全員の戒名をブラジルまで持って行ったとか。当時は日本に生きて帰れるかも分からず、異国で死ぬことも覚悟の上でのブラジル行きだったのだろう。関東大震災での祖母の安否を気遣って10年後に帰国することができたのは、数多くの移民が帰国できなかった中で、小井出家族が比較的裕福だったということがうかがわれる。
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 イビウナの派遣ボランティア堀内氏の送別会には、老若男女合わせて300人ほど集まったそうだ。たった数十分の取材の間でも、いかに同氏がイビウナに溶け込んできたかが伝わってきた。高野会長は、誰かいい人をここで見つけてずっといてほしいと冗談とも思えぬ口調で話すほど。関西訛りの軽快な口調で、イビウナの思い出を話してくれた堀内氏は、日本に帰ってからの今後の方向性はじっくり考えたいと慎重さを見せたが、ブラジルへの再訪の旨を尋ねると間髪を入れずに「また来ます」と答えた。
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 アメリカIBMが世界20都市で行った自動車通勤に関する調査で、運転手が最も通勤に苦痛を感じる都市は北京市とメキシコ市であることが分かった。この調査は運転の長さや渋滞時間、ストレスなどを「自動車通勤苦痛指数」として数値化したもので、調査を行った運転手の67%が、過去3年間で交通渋滞が悪化したことで仕事に悪影響が出ていると回答した。サンパウロ市は現在ワースト6位だが、パウリスタ街の交通渋滞を見る限り、ワースト1になる日もそう遠くなさそうだ。
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 ポータルサイト「Yahoo Japan」で「世界で最も車通勤が苦痛な都市」を読んだユーザーからは「東京にもチャンスがあるかも!?」といったトンチンカンな意見から、「世界という割には対象人数が少なすぎる気がする」など真面目な意見などが投稿されている。ところが、サンパウロに関する書き込みは無かった。ブラジル人は「おおらか」というイメージが定着しているため、サンパウロに関する書き込みが少ないのだろうか?それよりも、程度の低い書き込みが目立ち、そもそも記事中のサンパウロがオプション的扱いなので、『ナンバー1』の北京とメキシコがやり玉に挙げられただけの話か。
2010年7月6日付

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